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自己最短の1回でKOされた先発の山田投手 |
川崎宗則選手が4打数1安打で今季通算182安打をマークした。シーズン安打数で03年の城島選手に並び、球団歴代2位のヒット数に達した。だが個人記録には見向きもしない川崎選手らしく「いつも山田がいい投球をしてくれていたのでおれが打って助けたかった。悔しい。自分に腹が立ちます」とチャンスを作れなかった自分にいら立ちを感じていた。
12日の日本ハム戦で球団新記録となる今季54度目のマルチ安打をマークしたが、千葉に乗り込んでからは無安打に終わっていた。川崎選手が今季2試合連続無安打に終わるのは8月19、20日の西武、楽天戦以来の「珍事」だったが、この日、3回の2打席目にようやく3試合ぶりの安打が出た。
試合後のミーティングでは選手会長としてチームを叱咤(しった)激励した。「プロなんだから自分の仕事をちゃんとすることが一番です」。残り6試合。リードオフマンの仕事をちゃんと果たせば、あと5本と迫った187本の球団記録(63年、広瀬叔功氏)更新にも手が届く。そして、逆転Vは絶対にあきらめない。