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1回裏2死一、三塁、多村選手は左越えに逆転の3点本塁打を放ち、オーティズ選手の真似をして生還する |
多村仁志選手が本塁打を含む3安打4打点で負けられない決戦を勝利に導いた。
1回にいきなり2点のビハインドを背負い、相手に傾いた流れを1発で取り戻した。2死一、三塁で左翼スタンドへ豪快な一振りで27号3ランを放って逆転。「狙い通りうまく打てました。すぐに取り返せて良かった」と4試合ぶりの本塁打は手応え十分だった。5回は内野安打でつなぎ、3戦ぶりのマルチ安打。7回は4番小久保裕紀選手の四球の直後に自らも顔近くのきわどいコースを攻められながら、右前適時打でビッグイニングの呼び水となる1点をあげた。「選手と首脳陣が一丸となって勝利をつかもうとしている。それが出たんだと思う」と猛攻を振り返った。
リーグ序盤からコンスタントに結果を残している。交流戦の最中の5月21日から打率は3割台をキープ(現在3割2分5厘)し、チームをけん引。「開幕から変わらない気持ちでやっています」。多村選手がラストスパートでさらに加速する。