2010/09/21 (火)

ホークス中継ぎ陣、気迫の投球で3連続逆転勝利を呼び込む

2番手で登板した甲藤投手
2番手で登板した甲藤投手
4番手で登板した攝津投手
4番手で登板した攝津投手
3番手で登板した森福投手
3番手で登板した森福投手
笑顔でファンに手を振る森福投手(右)。左は本多選手
史上最強の中継ぎ陣が天王山での奇跡の3連続逆転勝利を呼び込んだ。まずは「福の神」こと森福允彦投手だ。3点ビハインドの3回2死二塁のピンチで登板。西武2番の栗山選手をカーブで左飛に打ち取り火消しの役目を果たした。6回は3者連続三振に取って、その裏の打線の逆転劇につなげた。前日に続いて2日連続勝利投手となり、今季3勝目をつかんだ。

「首位争いでマウンドに上がれることはあまりないので、楽しんでやらなきゃ損です」。息詰まるV争い、2日連続のお立ち台も板についてきた。森福投手の支えになっているのが先輩甲藤啓介投手の活躍。甲藤投手は08年フェニックスリーグで同室になるなど、1年目からいろいろ面倒を見てくれた。「甲藤さんと一緒に活躍しようという思いが強かった」。その目標を果たし、今季は2人ともSBMと並ぶリリーフ6人衆「火消6(シックス)」として逆転優勝への「使者」にまでのぼりつめた。

続く攝津正投手は今季70試合に登板し、伝説の鉄腕に並んだ。2年連続70試合登板は西鉄稲尾和久投手(58~59年)以来51年ぶり、史上2人目の快挙。1年目からの2年連続大台は史上初で「自信になりました」と喜んだ。森福投手の好投にも刺激され、7回から2イニングを無失点。打者8人から4三振を奪う力球で馬原孝浩投手へつないだ。42ホールドポイントはリーグトップで、38ホールドはファルケンボーグ投手に1個差。いずれも06年に武田久投手(日本ハム)が作った40H、45HPのリーグ記録に迫る。

高山郁夫投手コーチは「特別な試合で期待に応えてくれた」と森福投手らへの信頼の高さを口にした。次戦23日ロッテ戦まで2日間空く。「中継ぎ以降、本当にがんばってくれている。ここまできたら全員でカバーしていく」と、秋山幸二監督も総力戦の構えだ。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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