2010/09/29 (水)

村松選手が引退会見、今後はスカウトに

引退会見で思い出を語りながら涙を流す村松選手
引退会見で思い出を語りながら涙を流す村松選手
引退を決め、ヤフードームに一礼する村松選手
引退を決め、ヤフードームに一礼する村松選手
村松有人選手が28日、ヤフードームで引退会見を行った。「ここ数年、自分の持ち味である足という部分がもう1軍のレベルでは通用しないな、と感じたところが要因」。今後は球団の編成・育成部に所属し、スカウトとして活動する。

現役生活に自らピリオドを打った。20年間のプロ野球人生を振り返ると、こらえきれなかった。思い出を聞かれ「やっぱり99年の初優勝、王監督を胴上げした時が一番印象に残っている」。そう笑顔で答えた直後だった。大量の涙があふれ出し、言葉につまった。
「やっぱり、日生球場で卵をぶつけられた時は、本当に悔しかった。何が何だからわからなかった」。96年の生卵事件を口にすると、さらに涙はあふれた。「あの悔しさをぶつけようと、ここまでやってきた」。誰もが認める全力プレーとガッツは、想像を絶する悔しさが支えていた。

今後は経験を生かし「第2の村松」を発掘する。小林至編成・育成部長は「ダイエー創生期から弱い時、強くなっていく過程、今を知っている」とスカウトとしての活躍に期待した。村松選手は「とにかく野球に没頭できる選手、野球に生涯をささげられる選手を見つけ出したい」と抱負を語った。
関連リンク >
関連リンク > 試合日程・結果
関連リンク > 順位表
関連リンク > メディア出演情報
関連リンク > チケット情報を見る

(提供:日刊スポーツ新聞西日本

一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. 村松選手が引退会見、今後はスカウトに