2010/10/01 (金)

松中選手、CS突破へ向けチーム打撃に徹する覚悟

ヤフードームで汗を流し、引き揚げる松中選手
ヤフードームで汗を流し、引き揚げる松中選手
ヤフードームの外野を黙々と走り込む川崎選手
ヤフードームの外野を黙々と走り込む川崎選手
松中信彦選手が「WBCスタイル」で短期決戦を勝ち抜く。9月30日は休日返上でヤフードームを訪れ、走り込みなどに汗を流した。球団初のCS(クライマックスシリーズ)突破へ向け「そういう感じになる」と思い浮かべたのは、世界を制した06年WBC。日本代表の主砲として本塁打こそなかったが、チームトップの打率4割3分3厘を残し「つなぎの4番」として貢献した。

「もちろんホームランを打てればいいけど、チームの勝ちが一番。後ろへつなぐ気持ちでやっていく」

シーズン終盤戦では小久保裕紀選手やオーティズ選手がバントを決めるなど、秋山幸二監督が提唱する「全員野球」で2位西武とゲーム差なしの大混戦を勝ち抜いた。CSでも3番を任されることが有力な松中には長打力も期待されるが、ここぞの場面ではバントや右打ちなどのチーム打撃を辞さない構え。「つなぎの3番」に徹する覚悟だ。

新しい命のためにも負けられない。前日まで3日間のオフは家族サービスに努めた。「嫁さんがもうすぐだからね」。妻恵子さんは今月末に第3子を出産予定。今季は「家族」をテーマに掲げ、日本一を奪回してのV旅行を夢見て戦ってきた。「やるべきことをやるだけ」。その瞳には、頂点だけしか映っていない。

選手会長の川崎宗則選手もCS(クライマックスシリーズ)へ始動した。休日を返上してグラウンドで走り込みを敢行。「相手がどこでも関係ない。試合に向けてコンディションを整えてやるだけ」と意気込んだ。舌もなめらかで、オフの過ごし方をたずねられると「地球上にいましたよ。ゆっくりできた」と珍答を披露していた。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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