2000球で復活!新垣渚投手が23日、秋季キャンプで初の本格的な投げ込みを行うことを明かした。昨季途中に患った右肩関節炎などの影響で今季はプロ入り初の1軍未登板。来季の巻き返しへ向けて、11月1日から宮崎で行われる秋季キャンプで中1日でブルペン投球を続けることを決意した。オフ期間も投げ込みを継続することを明言。来春キャンプまで2000球以上を投げ込み、完全復活を目指す。
かつて右のエースと呼ばれた新垣投手が今季を無駄にしない復活プランを練っていた。プロ8年目で初の1軍未登板。11月1日から始まる秋季キャンプでプロ初の本格的な投げ込みを行うことを明かした。
新垣投手「キャンプはとりあえず投げ込む。投げ込んで不安を取りのぞく。」
昨季途中に右肩関節炎を患った影響で、今季は2軍で一進一退を繰り返した。ウエスタン・リーグ登板もわずか10試合。ただシーズン終盤から痛めていた肩や腰の状態は万全に近い状態となってきた。
新垣投手「毎日はできないけど、1日おきに続けられたら。」
シーズンで酷使していない分、キャンプで中1日の投げ込みを続け、全盛期の感覚を取り戻す決意を固めた。
05年から昨季まで、故障や手術で5年連続して秋季キャンプをまともに過ごせなかった。ただ今は先発ローテを任されていた時とは違う。「オフも投げ込んでいきたい」とキャンプを打ち上げた後も投げ込みを継続する。現在ブルペン入りの際は50~100球を投げ込むが、中1日で50球を投げ続けたとしても春季キャンプまでに2000球以上を投じることが可能だ。
来季復活にかける思いの現れ。昨季は4試合に登板もプロ初の未勝利で、2年間も勝利を味わっていない。04年から3年連続して2ケタ勝利をマークしたが、最近3年間はわずか4勝。今季チーム76勝のうち、右の先発投手が挙げた勝ち星は11勝と穴は大きい。チームにかけた迷惑を取り戻すためにも、背水の覚悟で復活を期す。
新垣投手は方位学も味方につける。例年オフの自主トレ先は故郷の沖縄。ただ方位学に詳しい知人から今回は沖縄自主トレはよくないと助言されたという。「それでよくなるんだったら、1つくらい験を担いでもいいかなと思って」。沖縄以外の場所での自主トレ先を検討中だ。今季は方位学を決め手に宮崎からハワイへ自主トレ地を変えた和田毅投手が昨季の4勝から17勝と飛躍的に白星を伸ばしている。
関連リンク > 、
(提供:日刊スポーツ新聞西日本)
一覧へ戻る