2010/10/25 (月)

本多選手、チャリティー活動拡大を検討

練習を終え笑顔を見せる本多選手
練習を終え笑顔を見せる本多選手
盗塁王からフルーツ王だ!59盗塁で初のタイトルを獲得した本多雄一選手が24日、来季自身が行うチャリティー活動をバージョンアップさせるプランを明かした。盗塁数と安打数に応じバナナを児童養護施設などに贈っているが、今季は過去最多の226ケースの贈呈。来季はパイナップル、パパイア、キウイ、マンゴーなどの新フルーツ追加なども含め、さらなるグレードアップも検討。今季川崎宗則選手に奪われた1番打者「奪取」へ、大きな発奮材料になりそうだ。

まさかのCS敗退から5日。野手で唯一本拠地での休日返上トレを開始した本多選手が、6年目となる来季の飛躍を誓った。主に2番打者として全試合出場を果たした今季は、59盗塁で初のタイトルを獲得しリーグ制覇に貢献。練習を再開したこの日は、来季の盗塁数アップと「1番奪取」を目標に掲げた。さらに目標到達へ向けて自身を突き動かすために、2008年から続けるチャリティー拡大を検討していることも明かした。

本多選手「自分のモチベーションになるんで。自分が頑張ることで、子供たちが喜んでくれたり大きくなってくれたら励みになる。」

2008年から株式会社ドール(東京都千代田区)と協力し、1盗塁あたりバナナ1ケース(18袋入り)を出身地である福岡・大野城市内の児童養護施設などに贈る活動を続けている。2009年からは、盗塁だけでなく安打でも1本につき1ケースを贈呈。試合前にも必ず口にするほどバナナ好きでもあるが、今季は59盗塁と167安打を合わせ226ケースを贈る計算だ。「自分だけでは決められないですけど」と、ドール側と話し合い、来季はさらにこのチャリティーの拡大を検討するつもりだ。

バナナだけでなく多くの果実類を取り扱う企業だけに、可能性は無限に広がる。二塁打や三塁打、本塁打の数によって、キウイ、パパイア、マンゴーなどさまざまな果物を子供たちに届けられれば、社会貢献だけでなく自身のモチベーションがアップすることも間違いない。

昨季は125試合に1番打者として出場し今季も1番としてスタートしたが、開幕直後の打撃不振もあり8戦目から2番に定着した。59盗塁だけでなく球団記録の50犠打を成功するなど十分に仕事を果たしたが、満足はしていない。2時間のトレーニングで来季へのスタートを切ると「もう1度トップを打ちたい気持ちはある」と、川崎選手に宣戦布告。本多選手が来季、フルーツで人々に幸せを運ぶ。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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