来年3月の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通に合わせ、4月23、24日のロッテ2連戦を鹿児島と熊本で開催する。南九州のファン拡大が狙いで、球団の小林至取締役は「いわば“新幹線シリーズ”です」と説明した。11日発表の来季日程によると、4月19~21日の楽天3連戦の第2戦を北九州、第3戦を本拠地ヤフードーム(福岡市)で戦い、その後にロッテ2連戦が組まれている。九州を縦方向に転戦する新たな試みだ。
鹿児島では7年ぶりの公式戦開催。ホークスが戦うのは98年以来13年ぶりで、主催となると92年のダイエー-近鉄以来19年ぶりとなる。地元川崎がお立ち台で「チェスト!」の恒例フレーズを披露できるか注目だ。エース杉内も鹿児島実高出身と縁がある。
新幹線が開通すれば博多-鹿児島中央間は約1時間20分。今回は選手も福岡から鹿児島まで新幹線を利用する予定だが、開業から日が浅く混雑が予想される。球団の営業担当者は「新幹線で調整はしているが…。今から予約を押さえないと」と話した。
開幕戦はセ・リーグと同時の3月25日。相手は岡田監督率いるオリックス。昨季ソフトバンクは14死球、オリックスは15死球と、ともに最多を数えた因縁の相手だ。
(提供:日刊スポーツ新聞西日本)
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