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大石ヘッドコーチのノックを受けた松田選手は、残り1本をお手玉し落球して残念がる |
松田宣浩選手が気迫の1時間特守を行った。本職の三塁守備につき、大石大二郎ヘッドコーチのノックの雨を浴びて右に左に横っ跳び。同コーチの「ピッチャーを助けろよ」というゲキに「はい」と大声で叫ぶ。泥だらけになりながら、懸命にボールを追い続けた。猛特訓を見守ったファンからは「頑張れ~」と声援が飛び、好捕のたびに拍手が起こった。
外野守備にもチャレンジする考えを示しているが、簡単に定位置を譲るつもりはない。「(来季は)三塁で頑張ります。そのために重点的に鍛えている」。汗と泥まみれの顔をぬぐいながら熱く語った。
宮崎秋季キャンプは、腰痛の影響で5日に2年連続でリタイアを喫し、鳥越裕介コーチからカミナリを落とされた。だが9日から完全復帰。この日の練習で気合が入らないはずがなかった。
大石ヘッドは「もっと反応を早くしてほしい。取れる範囲の球はしっかり取ってほしいということ。うまくなってはいますよ。(三塁守備は)期待しています」と話した。