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ファン感謝デーでハニーズとダンスを披露する川崎選手(左)と森福投手 |
ファン感謝デー「感謝の集い 2010」が21日、本拠地・ヤフードームで開催され、秋山幸二監督が来季の日本一を誓った。ファン2万8429人が駆けつけたイベントのオープニングセレモニーであいさつし、力強く宣言した。
「たくさんのご声援をありがとうございました。ソフトバンクとして初めてリーグ優勝を果たすことができました。ただ、強いて言えば、日本シリーズに出られず、日本一を果たすことができなかったのが残念でなりません。来季は日本一を目指して頑張りたいと思います」
残り6試合で首位と3.5ゲーム差をひっくり返し、最終144試合目に優勝を飾った。CSファイナルステージでロッテに敗れたが、秋山監督も「劇的に奇跡的に優勝することができた」と表現したドラマチックな幕切れの価値が薄れることはない。球団幹部が「来季は年俸総額が一番になるかも」と一時は今オフの“暖冬”交渉を宣言するほど、初のリーグVは評価が高い。
それでも、指揮官の胸中で日本シリーズを逃した悔しさは日に日に募っているようだ。「来季はさらなる飛躍を目指す」。ファンの大声援に包まれ、日本一への思いをさらに強めていた。