左手首手術明けの松中信彦選手が24日、バットスイングを再開した。ヤフードームを訪れ、ウエートトレーニングを中心に約2時間の練習。軽めながらも、数回バットスイングを行った。10月22日に左手首の三角繊維軟骨複合体(TFCC)損傷部の切除手術。術後1ヶ月で初めてとなるスイングを行い、順調な回復ぶりをうかがわせた。
「軽いスイングならもう問題ない。トレーニングの負荷も上げられているし、12月に入ったら本格的なスイングも始める」
15年目となる来季に開幕から万全の状態で臨むためにも、オフも集中力を維持して練習を続ける。昨季はオフに右ひざ半月板の手術。その影響で春季キャンプでは、ランニングやスイングもままならなかった。開幕前の振り込み不足から、今季はレギュラーに定着した99年以降最少となる11本塁打。7年ぶりのリーグ優勝を果たしたものの、個人的には来季の巻き返しへの思いは強い。スイングの量を打撃の礎とするだけに、本格的なスイング再開後も継続してバットを降り続けるつもりだ。
11月2日には、第3子が誕生した。来季は3人の息子たちに、今季の分まで本塁打を見せる。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本)
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