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仮契約を結び、会見場のすし店ですしを握るドラフト3位指名の南投手 |
ドラフト3位、浦和学院・南貴樹投手が「佑ちゃん世代」に挑戦状だ。埼玉県さいたま市内のすし店で仮契約。身長197cmで日本国籍を持つ選手では球界NO.1高身長投手となり、同期入団組の頂点を狙う決意を披露した。
「斎藤佑樹投手は、自分が中学校のときに(甲子園)優勝して、かっこよくてあこがれていましたが、今日からライバルです。(巨人1位の)沢村投手は最速157km/h? あれぐらいの球を目指しています」
即戦力評価を受ける大学生組を、プロの世界で抜き去るつもりだ。もちろん、厳しい競争に勝つ覚悟もある。米国に単身赴任中の父ロイさんに「死に物狂いでやっていけ」とアドバイスされた。今でも高校で連日50~80球のブルペン投球を続ける。「指先の感覚を忘れたくない」と早くもプロ意識をみせつけた。
会見場もユニークだった。学校関係者がよく訪れる、さいたま市内のすし店。大好きな中トロを手に、握りを初体験。個性たっぷりの南が、大きな夢を胸に、プロ人生のスタートを切った。