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会見を終えた今宮選手は取材報道陣に向かって「1年間お疲れさまでした!」と一礼して引き揚げる |
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現状維持で更改を終えた川原投手は「来年こそは1軍で…」と唇を真一文字に決意を語る |
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現状維持で更改を終えた下沖投手は笑顔で来季への豊富を語る |
今宮健太選手が、内川聖一選手の入団表明に胸を躍らせた。内川選手は同じ大分出身で、同じ右打ちのヒットマンとしてプロ入り前からの憧れの存在。強気な性格もありこれまでは自分流を貫いてきたが、迷うことなく弟子入りを志願した。
「普段はあまり人に、質問とかをするタイプではないんですけど。右であれだけの数字を残せる、理想のバッター。いろいろ質問して吸収したいです」
1年目の今季は2軍戦で全試合出場を続けていたが、8月中旬に左手首を骨折した。2度1軍登録はされたが出場はなかった。
「してはいけないケガをしたけど、逆によかった。その間にトレーニングができたことで、フェニックスリーグでは結果を残せた」。初めてA組(1軍)入りした秋季キャンプでも、好アピール。「入団2年目で、何かの縁」と話した“師匠”の入団を、来季のブレークにつなげる。
下沖勇樹投手が、阪神秋山投手に敵対心を燃やした。今季は新人の中では最長の7日間1軍に登録されたが、登板はなかった。今季の高卒新人投手では阪神の秋山投手が4勝をマーク。「見ていて悔しかった。春のキャンプはA組(1軍)に入って、もっと見てもらいたい」。来季の1軍登板に向けてアピールするため、オフは筋力トレーニングなどでパワーアップを図る。
ルーキー川原弘之投手が、杉内俊哉投手からチェンジアップを盗む。来年1月の自主トレはエース左腕に弟子入りする。「同じ左腕で目標の投手。自分は落ちる球を持っていないので、学ばせてもらいたいと思った」。寡黙な性格だが、自らエースに電話をかけ自主トレ帯同を志願した。エースの技と心を貪欲に吸収し来季こそ1軍昇格をつかむ。