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福岡・小笹小で教壇に立ち、道徳の授業を行う小久保選手 |
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福岡・小笹小4年4組で小久保選手が行った道徳の授業内容 |
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福岡・小笹小で授業を行った後、児童と一緒に給食を食べる小久保選手 |
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福岡・小笹小を訪れ、児童と一緒に記念写真に納まる小久保選手 |
開幕戦で400号!小久保裕紀選手が2日、福岡市の小笹(おざさ)小で教師役を務め、あと1本に迫る通算400号本塁打を、来季開幕戦となる3月25日のオリックス戦(ヤフードーム)でかっ飛ばすことを約束した。
小久保選手「まだ15人しかいない。まずは400本を開幕戦で打って16人目になります。それでチームが勝てば、最高。自分は主将だからスタメンじゃないといけない。その次は、あらためてだけど、2000本安打(現時点で通算1870安打)も狙っていきたいね。」
95年の本塁打王。主砲として輝かしい実績を残してきた。一方で、計7度の手術を経験。右膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂した03年は1年を棒に振った。多くの挫折を乗り越え、記録を積み上げてきた自負がある。今季は9月18日の西武戦(ヤフードーム)で通算399号を放ったが、シーズン中に大台到達できず、悔しさも残った。開幕戦での記録達成をあえて宣言し、自分に重圧をかけた。
この日は人生で初めて教師という職業を経験した。4年生の道徳の授業を担当。黒板にチョークで、自らの座右の銘「一瞬に生きる」と書き、どんなことにも挑戦することの大切さを説いた。あらゆる困難を乗り越えてきた主砲の言葉には、説得力があった。
小久保選手「授業をするのは難しかったですね。入念に打ち合わせをしてきましたけど。挫折しても、チャレンジすることの大切さを分かってほしい。」
小学生にパワーを送った鷹の主将。開幕戦での大記録達成に向け、気持ちを高ぶらせた。