本多雄一選手が「考える人」になる。今季は59盗塁で自身初のタイトルを獲得。来季のさらなる飛躍に向けて、今オフのテーマを「自分で考える」ことに設定した。
「このオフは1人でいろいろと考えたい。1試合1試合を振り返ったりしながら。自分を見つめ直す時間にしたい」
今季は打率2割9分6厘で、わずかに3割に届かなかった。「四球とか選べる場面で手を出してしまったこともあった。そこを減らせれば3割はいけると思う。精神的なものがあると思うので」。座禅やメンタルトレーニングを取り入れるわけではないが、自分との対話で精神面の強化を図る。
来年1月の自主トレは2年目野手の立岡宗一郎選手を帯同させ、佐賀とサイパンで自主トレを行う。「立岡はいるけど、オフぐらいしか1人で考える時間はない。1人で考える力をつけたい」。考える盗塁王が、来季こそ3割打者になる。