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笑顔で入団会見を行う内川選手 |
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入団会見を行い笑顔を見せる左から内川選手、秋山監督、細川選手 |
エース打ちで日本一だ!横浜からFA宣言した内川聖一選手が6日、西武からFA宣言した細川亨選手とともに福岡市内で入団会見に臨み、エース級を打ち崩す決意を示した。正式に4年契約を結び、背番号は「24」。2008年に右打者最高打率3割7分8厘をマークしたプライドを胸に、猛打で日本一に導く。
セ・リーグを代表するヒットマンが、パ・リーグでも暴れまくる。初めてホークスのユニホームに身を包んだ内川選手が、早くもパの好投手らに牙をむいた。
「セ・リーグでは3年連続で3割を打っているけど、リーグが変わって打てないというのは本意ではない。そういう気持ちでFAしていない。厳しい投手を打ってこそ」
2008年に右打者最高打率をマークした男として、日本ハムダルビッシュ投手、西武涌井投手、オリックス金子千投手らパの好投手との対戦を楽しみにしている。
「(パ・リーグは)各球団に勝ちを計算できる投手がいる」
交流戦では対戦があったが、日本を代表するエース級とがっちり組み合い打ち崩すことで、自身の力を証明するつもりだ。チームはリーグVを果たしたが、各球団のエース級相手には毎年苦戦を強いられている。自身がエースキラーとなることが、チームの日本一に直結すると信じている。
「(横浜では)優勝争いをすることができなかった。自主トレで鍛えて、スタメンを勝ち取って、日本一に貢献したい」
来季の日本一だけでなくチームを常勝軍団へと導くため、九州に骨をうずめる覚悟だ。記者会見の第一声では「大分出身で、九州に帰ってきた気持ち」と10年ぶりに戻ってきた九州の地にホッとした表情を浮かべた。
「生涯ホークス?もちろんそのつもりで来ている。若い選手とかに対して、見本になれる選手になりたい」。
かつて西武からホークスへ移籍し、当時若手だった小久保裕紀選手、松中信彦選手らの見本となった秋山幸二監督の後を追うつもりだ。指揮官も「日本一に必要な戦力。間違いなく頑張ってもらえると思う」と、同じ右打者でもある自身の後継者の活躍に太鼓判を押した。
2009年WBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)で世界一に輝いた時以来となる背番号「24」を背負う。
「少年野球を始めた時も24番、中学に入って初めてもらったのも24番。野球を始めた時のワクワクした気持ちで、1からやりたい」
内川選手のバットが、パの強敵たちをなぎ倒し、来季こそチームに日本一をもたらす。