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入団会見でユニホームを披露する内川選手(右)と細川選手 |
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入団会見で笑顔を見せる細川選手 |
♪ズン、ズン、ズン、ズンドコ、とおる~!西武からFA宣言し、ホークス入りした細川亨選手が6日、福岡市内で行われた入団会見で、来季も打席への入場曲に歌手氷川きよしさんの「きよしのズンドコ節」を起用することを明かした。正式に4年契約を結び、背番号は西武時代と同じ「27」。新天地で最も期待されているのは守備だが、打席でも大歓声のズンドコ節を背に、大暴れする。
細川流の新天地福岡での決意表明だった。本拠地ヤフードームに隣接するホテルでの入団会見。秋山幸二監督、内川聖一選手と並んだ壇上できっぱりと宣言した。
「氷川きよしさんも福岡の方。来年もズンドコ節でいきます。ヤフードームをきよしコールで沸かせます」
顔が似ていることもあり、西武時代も打席への入場曲に演歌歌手、氷川きよしさんの「きよしのズンドコ節」を起用してきた。福岡への移籍だけに、細川選手は鷹ファンのプレゼントとして、ズンドコ節続行を心に決めていた。
パンチ力ある打撃も、大歓声を背に受ければ破壊力を増すに違いない。今年6月18日からの西武ドームでの対ホークス3連戦。細川選手は初戦から満塁弾、3ラン、満塁弾と3試合連続アーチを放った。秋山監督は「打つ方もウチの試合で本塁打かっ飛ばしているからな」と語ったように、勝負強い打力にも期待をかけている。細川選手も今オフのパワーアップを目指し、競泳で五輪2大会連続2冠の北島康介選手のトレーナーを務める佐々木秀男氏の指導を受けることを決定済み。鷹ファンの大エールが後押ししてくれるというわけだ。
すでに身も心も博多っ子だ。この日の会見には内川選手と同じくチームカラーの黄色のネクタイで臨んだ。今日7日は家探しのスケジュールを入れている。
「福岡はご飯もおいしいし、住みやすいと聞いている。娘もインターネットで見て、ぜひ行きたいと言ってくれている」
もっとも、沸かせるのは打席入場のときだけではない。杉内俊哉投手、和田毅投手のダブル左腕エースはもちろん、強力救援陣を誇る投手陣を預かる責任の大きさは分かっている。ひときわ力強い口調で言い切った。
「自分の頭の中では日本一しかありません。秋山監督を胴上げして、男にしたい」
背番号は西武時代と同じ27。扇の要として、ホークスを頂点に導く。