ウエルカムパーティーに出席する王会長、秋山監督（左）、小川一２軍監督（右端）、小川史３軍監督（左後方）

王貞治球団会長はドラフト1位山下斐紹選手に3年目の1軍定着を期待した。新人5選手のうち4選手が高校生だけに「彼らはじっくり時間をかけて将来の中心選手になってもらいたい」と話した。だが、山下選手が会見で5年以内の1軍定着を目指すと発言したことに「城島のときみたいに3年目からというのを期待しているよ」と成長を期待した。阪神城島選手はホークス時代に3年目で1軍定着。当時、監督として成長ぶりを見守った王会長は「やっていく中で、この世界に慣れていくうちに、そのへんも軌道修正してくるでしょう」と話した。

秋山幸二監督は新人5選手に競争意識を植え付けた。新入団会見の壇上で「5人の選手と、この日を迎えられたことをうれしく思う」と、まずは歓迎。ただ、次に続けたのは厳しい言葉。「我々は勝つという目標は一緒だが、今から戦いは始まっている。この世界、勝たなければ残れない厳しさがある。1年365日、1日24時間を有効につかって、遠慮せずにやってほしい」とエールを送った。夜には新人選手の家族同席で開かれたウエルカム・パーティーに出席し「みんなで強いホークスをつくりましょう」とあいさつしていた。