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スタンドアップパドルボートに挑戦する本多選手 |
本多雄一選手が、26年ぶりとなる70盗塁を来季のノルマに掲げた。今季は59盗塁で、初の盗塁王を獲得。21個あった失敗を減らし、85年の高橋慶彦選手(広島=73盗塁)以来となる大台超えを目指す。
「(今季は)中盤から成功率も上がった。もうちょっと早めだったら、もっといけてたかなと思う。70くらいは、という気持ちはある」
失敗を減らすとともに、新たな仲間にも理解を求めるつもりだ。自身の後を打つ3番には、新加入の内川聖一選手が入ることが濃厚。盗塁の際には、アシストのため打者は打ちたい球を我慢することもある。だが、盗塁が勝利に直結する武器だと信じ、新加入のヒットマンとも積極的にコミュニケーションを取っていく。
「内川さんとも話しあってやっていきたい。もちろん打つのが優先ですから。話し合ってやっていくことが大事」
今オフの契約更改では、5年目にして初の1億円超え。足を武器に一流選手の仲間入りを果たした。V旅行先のハワイでも、テレビ局などの取材に引っ張りだこ。主力の自覚を持って、足でチームを引っ張っていくつもりだ。
「(盗塁は)自分1人ではできない。まわりの状況を見ながらやっていかないと。いろんな状況で、70盗塁どころか59盗塁もいけないかもしれない。ただ、成功率を9割くらいまで持っていけば数は増える」
タカのスピードスターが、四半世紀ぶりの記録更新に挑む。