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ホノルルのショッピングセンターで買い物を楽しんだ川崎選手 |
日本一でチャンピオンリング作るぞ! 川崎宗則選手が17日(日本時間18日)、V旅行先で優勝記念の指輪作製を熱望した。7年ぶりのリーグ制覇で優勝旅行を心の底から満喫。来季こそ悲願の日本一を達成し、WBC優勝で得た2つに続く、自身3つ目のリングを手にする。
常夏の島でのご褒美を、川崎選手が心の底から満喫した。V旅行5日目。丸1日ハワイで過ごせるラストデーに、アラモアナ・ショッピングセンターで買い物を楽しんだ。
「初日から毎日ゴルフに行ったからね。ゴルフ場のスパムおにぎりばかり食べたよ。優勝旅行、最高だね」
天気に恵まれ続けた5日間。7年ぶりのリーグ優勝の良さをかみしめた。だからこそ、それを形に残したい気持ちにかられた。
選手会長が熱望したのはメジャーで一般的なチャンピオンリングの作製。今季のリーグ制覇で球団に作製を求める気持ちも心にあるが、来季の日本一で文句なしの指輪を作るつもりだ。
「優勝とか日本一になったチャンピオンリングをつくるというのはいいよね。みんなにも聞いたけど、時計がいいという人もいる。いろいろ形はあると思う」
自身は06年と09年のWBCで2度世界一に輝き、これまで2つのチャンピオンリングを手にしている。日本でも昨季の巨人など日本一でリングを作製する球団が増えた。99年にダイエー(当時)が初の日本一で作製したが、ホークスではまだない。日本代表としての2つとは違う、3つ目のリングにこだわるのは、選手会長の思いがある。
「優勝旅行も、選手っていうより家族や裏方さんたちが楽しんでくれているのを見るのがうれしいよね」
人一倍スタッフらに気を使う性格。今回も選手会ゴルフを開催し、「ムネリンカップ」と名づけた。多くの賞品を提供し参加したチームスタッフらを喜ばせた。チャンピオンリングは、1軍の試合に出場した選手らだけに配られるのが一般的。だが個人的な思いとしては、チームに関わる全員に配り、喜びを分かち合いたい気持ちがある。
ハワイ最後の夜はチームスタッフら数人とホノルル市内の焼き肉店で舌鼓を打った。英気を養ったチームリーダーが来季、日本一でのチャンピオンリングまでチームを引っ張り続ける。