ホークス残留が決定的な多村仁志選手が、無休トレを行っていた。関係者によると、現地17日にハワイ入りし、走り込みや筋力トレーニングを重ねているという。例年シーズンオフに家族旅行をかねてハワイを訪れるが、今回は1日約3~4時間のハードトレーニング付き。今月31日に帰国予定だが「来月もハワイ大で基礎トレーニングをしたい」と話しており、無休で2月1日のキャンプインを迎える構えだ。
昨オフもシーズン終了翌日から練習を始め、年末年始も都内ジムで汗を流した。今季から取り入れたメンタルトレの効果もあって、打率3割2分4厘、27本塁打、89打点はチーム3冠。さらなる飛躍を誓い、家族同伴の南国で黙々と体を鍛え続けている。1月13日からは自主トレのために再びハワイ入りし、2月春季キャンプに備えるつもりだ。
内川聖一選手加入で外野のポジション争いは激しくなるが、「競争という意識はない」と語る。試合に出続け、チームを日本一に導く自覚の裏返しでもある。今季は自身最多の140試合出場。来季は初の全144試合出場に向け、準備を整える。
今季の成績に満足することなく、高みを目指す貪欲さは忘れていない。残留の基本方針は変わらないが、ホークスとの正式契約は1月にずれ込む見込み。それでも11年シーズンも、背番号6のバットがホークスを上昇気流に押し上げるはずだ。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本)
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