2010/12/26 (日)

杉内投手、気持ち良くサイン

契約を更改し、紙幣?入りクラッカーを満面の笑みでさく裂させる杉内投手
契約を更改し、紙幣?入りクラッカーを満面の笑みでさく裂させる杉内投手
契約更改を終え、代理人の酒井弁護士(左)とともに会見に臨む杉内投手
契約更改を終え、代理人の酒井弁護士(左)とともに会見に臨む杉内投手
杉内投手との交渉に出馬して契約更改を終え、笑顔で球団事務所から出てきた笠井オーナー代行(右)。左は小林取締役
杉内投手との交渉に出馬して契約更改を終え、笑顔で球団事務所から出てきた笠井オーナー代行(右)。左は小林取締役
誠意感じました! 杉内俊哉投手が25日、福岡市内の球団事務所で2度目の契約交渉を行いサインした。第1回交渉では球団の不誠実な対応に杉内投手側が激怒し保留。だが、笠井和彦オーナー代行の直接出馬で事態は急転した。誠意を感じた杉内投手は、前回提示から1000万円の上積みを辞退。気持ちよく判を押した。(金額は推定)

わだかまりが消えた。やっと気持ち良くサインできた。杉内投手は前回と同様、酒井辰馬弁護士を代理人として同席させた。球団側が笠井オーナー代行が直接出馬したことで、事態は収拾となった。約90分間の長い交渉で一番感じたのは、オーナー代行の誠意だった。条件では前回から1000万円の上積みがあったが丁重に辞退。

杉内投手側が最も球団に求めたのは、自分を含め所属する全選手を大切に思って査定する温かい心。上積みを求めたわけではなかった。笠井オーナー代行からは一連の交渉に関する不手際に対して謝罪もあった。そして、何よりうれしかったのは来季順調に行けば取得する国内FA取得に関する慰留への口説き文句だった。

社長から「杉内は絶対に他には行かせない」と言ってもらった。素直にうれしかった。新査定も選手にとって安心できるマイナスにならないようなものだった。

笠井オーナー代行も交渉の不手際を認めた。その上で「彼はだれもが認めるうちのエース。今後もホークスにいてもらわないと困る」と続けた。

大荒れだったエースの契約交渉もようやく一件落着。この日、雪がちらついた福岡。ホワイトクリスマスに杉内投手が気持ち良くサインしたことはホークスファンへの最高の贈り物になった。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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