大学・社会人ドラフト1巡目指名の東洋大・大場翔太投手(4年=八千代松陰)が、三振へのこだわりを捨てる。最速151キロの直球と鋭いスライダーで通算410奪三振の東都大学野球リーグ新記録を樹立した「ドクターK」は、青写真を描いていた。「例えば三振を15個奪っても、1失点で負ければ意味がない。三振を取るより、打たせてアウトを重ねる方が大事」と言い切った。代名詞でもある奪三振に見切りをつけた最大の理由は、昨秋の明治神宮大会での3連続完投勝利にある。「完投にはこだわりたい。三振はピンチで必要な時に取れればいい。理想は1球で終わること。その方が野手もリズムに乗れるし、球数が少なければ完投につながる」と言う。斉藤投手、和田投手、新垣投手、杉内投手に次ぐ先発の柱を見据えている。 |
(提供:西部日刊スポーツ新聞社) |