2008/03/29 (土)

杉内投手、2戦目で初勝利をマーク

勝利投手となった杉内投手はハイタッチでナインを出迎える
勝利投手となった杉内投手はハイタッチでナインを出迎える

 開幕投手を務めた杉内投手が、2戦目で初勝利をマークした。杉本コーチが「完投も考えたけど、本人が『いっぱいいっぱい』と言ってたから」と話す限界に達した、8回6安打2失点の投球だった。初回、先頭打者の片岡選手に対して、5球連続で直球を投げ込んだ。20日の開幕戦で初球に123キロのスライダーを選択したのとは対照的な、立ち上がりの配球だった。「最初の方は思った以上に球が荒れてて苦しかった。外がなかなか決まらなくて…」。
キャンプ、オープン戦を通じて直球は抜群の球威と精度を誇った。だから変化球も生きる。オープン戦3試合を無失点で乗り切り、初の開幕投手を射止めていた。この日は変化球の制球がさえず、持ち前の外角球も判定に苦しんだ。「開き直って行こうと思った。思い切れたのが良かった。内容は満足できないけど、チームが勝てたから」。今季2戦目の初白星だが、チームは2戦2勝。エースの絶対条件である「チームが勝つ」投球を、備えてきた。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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