11月22日（火）、今年度のプロ野球の発展に最も貢献した人物に贈られる「正力松太郎賞」に、秋山幸二監督が選出しました。

秋山監督は現役時代の1991年、当時ライオンズの主砲として日本シリーズMVPに輝いて以来の同賞受賞になります。また、選手と監督の両方で同賞に輝いたのは王貞治会長（1977年に選手として、1999年と2003年、2006年に監督として）以来2人目の快挙。ホークス球団としては先述の王会長と1988年の門田博光選手以来3人目となります。

この日、会見を行った秋山監督は「びっくりしています。たくさんの候補者がいる中で選んでいただけたのは大変光栄なことです」と笑顔を浮かべて話しました。また、日本一達成から2日が経過。その実感について問われると「周りの人たちが本当に喜んでくれた。今年1年やってきて本当に良かったなと思いました。全試合本当にしびれるゲームでした。7戦目の最後の場面もファルケンボーグが打球直撃で降板するアクシデント。最後の最後まで優勝すること、勝つことの難しさを感じました」と振り返りました。

ホークスは日本一チームとして、25日（金）から台湾で行われるアジアシリーズ2011に出場します。「初めての国際試合。日本を代表して戦うわけだから、ホークスらしい戦い方をしたい。球団スローガンの『めざせ！世界一』に近づくために、まずはアジア一。将来はメジャーも含めて大会の規模が大きくなることも願い、まずはアジアでソフトバンクホークスというチームを示したいと思います」と意気込みを話しました。