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松本輝スカウト＆大本将吾スカウト

今シーズン初安打・初盗塁など記録し、ルーキーながら1軍で躍動した庄子雄大選手の担当スカウトである松本輝スカウト、育成指名ながら1年目から支配下登録・1軍デビューを勝ち取った川口冬弥投手の担当スカウトである大本将吾スカウトにインタビュー！

担当選手を見守る気持ちや、スカウトとしての役割まで、貴重なお話を伺いました。

担当した選手がそれぞれ1年目から1軍で活躍しました。
その瞬間をどのように見ていましたか？

出場機会はそこまで多くなかったですが、優勝争いをしている中で出場できていたのは本人にとって大きな財産になったと思います。
初安打や初打点、どの瞬間もしっかりと見ていました！

初めて担当した選手が自分と1つしか年が違わない選手で…（笑）。
即戦力という期待はありましたが、無事に1軍の舞台に立つ姿を見ると嬉しい気持ちになりました。今年は5試合という登板でしたが、僕としてはまだまだやれる選手だと期待したいますので、来年以降も応援していきたいと思います！

担当スカウトとして一番うれしいと感じた瞬間は、川口投手がアップや練習で大声を出して充実した顔で取り組んでいるのを見れたときです。それだけでも彼を獲得できてよかったなと思えましたね。

庄子選手、川口投手の指名の決め手となった部分はありますか？

注目される選手はパフォーマンスがすごいのはみんな分かっているので、スカウトは意外と“グラウンド外”の姿を見ていたりします。
庄子選手は学生時代から見ていて「練習ができる」選手だなと感じていました。まだまだ課題はありますが、練習を頑張れる選手なので、プロでもこれからもっと上手くなっていくと信じています。

川口投手の場合は、独立リーグの時代から僕を見つけると必ず近寄ってきて、すごく気さくに話しかけてくれるんですよね。それが彼の登板日になると絶対に僕に話しかけてこなくて…（笑）。本人は自覚がないと言っていますが、そういったメリハリがつけられる選手なんだなというところは印象的でした。

自分の経験・経歴は普段のスカウト活動に生きてきますか？

僕は投手出身なので、投手を見る目は少し厳しくなるかもしれませんね（笑）。
宮﨑颯投手（今季支配下登録、1軍デビュー）も僕が担当しましたが、登板を見ていて気付いた部分は一緒に話したり、メンタル面などは少しアドバイスをしたりすることもあります。

「野球をバカになってやれる」選手は僕の好みでもありますし、目に留まることが多いですね。
僕は四国アイランドリーグ出身なので、自分が所属していた時から「こういう選手がプロに行くんだ」という自分なりの物差しみたいなものはありますね。

スカウトをしていてやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか？

担当した選手が指名されて縁をいただける瞬間ももちろんうれしいですし、プロ入り後は彼らの野球人生を応援する立場になりますので、試合で活躍するのを見ると嬉しい気持ちになります。「今日は試合に出たかな？」「今日はどんな結果だったかな？」などとにかく気になって仕方なくなりますよ（笑）。基本的に試合に出た際は映像で活躍を確認するようにしています。