森投手、プロ10年目で「先発初勝利」!

森投手が27日の楽天イーグルス戦(PayPayドーム)に先発し、今季1軍初登板。6回まで投げて球数95球、4安打無失点の好投を見せました。6回裏には打線が奮起。満塁の大チャンスで栗原選手が値千金の4号グランドスラムをライトスタンドに叩き込み、これで森投手に勝利投手の権利が。

そのリードを継投で守り切って5-3で勝利し、森投手は今季1勝目。「野手のみなさんに助けられて6回まで投げることができました。無失点で中継ぎの方につなぐことができて良かったです」。通算465試合目での先発初勝利は史上最も遅い記録でした。

気迫のマウンドでした。4回表には無死二、三塁のピンチを背負うも、フランコ選手を空振り三振、岡島選手を三ゴロに仕留めて2アウト。続く山崎選手に四球を与えて満塁としたものの安田選手を二ゴロに打ち取ると、派手なガッツポーズで喜びを表しました。

自身最終イニングだった6回表も最後の打者が高々と内野フライを打ち上げた瞬間に、ドームのスタンドにもはっきり伝わるほどの大声で三塁手・栗原選手に指示を送り、捕球を確認すると、また右こぶしを力強く握ってポーズを作りました。

森は今季10年目の右腕。2018年にセーブ王のタイトルを獲得するなど通算127セーブと105ホールドを記録する右腕が、新たな一歩を踏み出しました。

試合結果

4月21日(金)●H2-3M 最終回に無死満塁チャンスもあと1点及ばず
4月22日(土)●H0-6M 藤井投手が4.2回を3失点で今季初黒星
4月23日(日)●H2-6M 柳田選手が今季72打席目で1号アーチ
4月26日(水)◯H4-2E 和田投手が6回途中まで好投2勝目
4月27日(木)◯H5-3E 森投手が6回無失点の気迫のピッチングで1勝目