中村晃選手「呼びかけるため、神様がお立ち台に上げてくれた」

5月20日(土)、21日(日)の埼玉西武との試合は「ピンクフルデー」でした。
これに合わせて、今年も「ピンクリボン運動」の活動が行われました。乳がんの撲滅や早期発見の啓発・推進を呼びかける運動で、ピンクリボンのマークが運動のシンボルとなっています。

この活動は、かつてコーチを務めた鳥越裕介氏が2008年に愛妻を乳がんで亡くし、「自分のような悲しくつらい思いをほかの人にしてほしくない」という思いを球団にもちかけたことで行われるようになりました。2018年からは、中村晃選手が先陣役を引き継いでおり現在に至ります。中村晃選手は啓発活動の先頭に立つほかに、自身の成績と連動した寄付も行っています。

ピンクフルデー2戦目の21日の試合では、3安打1打点の活躍で勝利に貢献。ヒーローインタビューのお立ち台に上がりました。

「乳がんで苦しむ人、亡くなる人が1人でも少なくなってほしいという思いからピンクリボン運動の活動をしています。まだ検診に行かれていない方は、これを機に検診に行ってもらいたいです。この場でこうやって呼びかけるために神様がお立ち台に上げてくれたのかなと思う。みなさんよろしくお願いします」

プロ野球を応援する「楽しい」や「感動」は、人生を豊かにするもの。ただ、そこにとどまらない想いがこの鮮やかなピンク色に込められていることも忘れてほしくないです。

試合結果

5月19日(金)○H5-4L 初回に近藤選手が5号2ラン
5月20日(土)●H0-1L 東浜投手8回途中10K1失点の力投も黒星
5月21日(日)○H3-1L 川瀬選手が2アウト満塁から絶妙プッシュバントスクイズ
5月23日(火)○H4-2F 柳田選手8号などチームの全得点に絡む活躍
5月24日(水)○H2-1F 和田投手がNPB通算2000投球回に到達
5月25日(木)●H1-5F 栗原選手が2安打1打点