2010.07.03 SAT
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現在3連敗中と本来の調子を取り戻せないソフトバンクは、本拠地・ヤフードームでオリックス3連戦の第2戦。今日こそ勝利を収め、連敗の嫌なムードを早く断ち切りたいところです。
その試合の先発は、ハーラー単独トップとなる11勝目を狙う和田。その和田は立ち上がりの1回を三者凡退に仕留めるものの、続く2回に連打で無死3塁2塁のピンチを招き、北川の犠牲フライで1失点。これでオリックスに先制点を許してしまった和田でしたが、それでも踏ん張りこの回を最少の1点で乗り切ると、3回は要所を押さえるピッチングで無失点。粘り強く投げ抜き、打線の反撃を待ちます。
すると直後の3回裏、先頭の田上が内角高めのストレートを完璧に捕らえ、レフトスタンドへ弾丸ライナーで突き刺す第3号ソロアーチ。田上の今季ヤフードーム初となる一発で、ソフトバンクは序盤のうちに試合を振り出しに戻します。
同点に追いついて貰った和田は、ここからリズムを掴みオリックス打線を翻弄。直後の4回を難なく3人で終わらせると、その後6回までの3イニングを無安打のパーフェクトピッチング。7回に3回以来となるヒットこそ許すものの、後続を危なげなく抑え、しっかりと試合を作っていきます。
その和田の好投に何とか応えたい打線でしたが、4回以降はオリックス先発・小松を捕らえきれず。しかし同点のまま迎えた7回裏、長谷川のライト前ヒットなどで1死3塁1塁のチャンスを作ると、続く田上のショートゴロ・併殺崩れの間に1点。欲しかった1点を奪い取り、ついに勝ち越しに成功します。
長かった均衡を破り、終盤でこの試合初めてリードを奪ったソフトバンク。8回は2番手・ファルケンボーグが圧巻の3者連続三振に黙らせ、オリックスの反撃の芽を摘む完璧なリリーフ。するとその裏にオーティズがレフトスタンドへリーグ単独トップとなる第19号ソロを叩き込み、貴重な追加点で点差を2点に広げます。
そしてソフトバンクの2点リードで迎えた9回、守護神・馬原が得点圏までランナーを許すも、最後をきっちり無失点で締めくくる力投。先発・和田の好投にしっかり打線が応えたソフトバンク、オリックスとの1点を争う接戦を逆転でモノにし、連敗を「3」でストップさせました。
先発の和田は7回を4安打・9奪三振・1失点と安定した投球で、リーグ単独トップとなる11勝目。更に馬原は今季18セーブ目をマーク。また打っては、8回にソロを放ったオーティズが2安打・マルチと、中軸として打線を牽引。
「カチドキレッド」で初勝利を飾ったソフトバンクは、80試合を終え42勝35敗3分の3位。今日の勝利をまずは明日に繋げ、真夏の闘いへ向けてここからチームを盛り上げていきたいものです。

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