試合情報

昨日の敗戦で日本ハムに並ばれ、3位タイとなってしまったソフトバンク。まずは順位をキープするためにも今日の楽天3連戦･第2戦では絶対に白星を掴み、何とか踏ん張りを見せたいところです。
その試合で先発の小椋が立ち上がりの1回を無失点に抑えると、徐々に調子を上げ、2･3回を2イニング連続の三者凡退。力のあるストレートを主体に、楽天打線を封じ込めていきます。
ところが一方の打線は、1回から3回まで毎回安打を放ちながらも、楽天先発･井坂を攻めきれず無得点。なかなか小椋に援護点を送ることが出来ません。それでも中盤に入った4回、先頭･小久保が甘く入った変化球をすくい上げ、そのままレフトスタンドへ吸い込まれる第11号ソロアーチ。打線を鼓舞するキャプテンの一振りで1点を先制すると、続くオーティズもレフトフェンス直撃の2塁打を放ち、1死2塁から松田が左中間を大きく破るタイムリー2塁打。小久保の一発を皮切りについに打線が息を吹き返し、ソフトバンクはこの回計2点を先制します。
これで2点のリードを貰った小椋は、直後の4回裏をきっちり3人で終わらせ、その後も快投を続け6回まで無失点の力投。チームの勝利へ向け、着実にいい流れを作っていきます。
すると7回、川崎の四球などで2死1塁とし、ここで打席の多村が代わったばかりの3番手･川岸を捕らえ、右中間スタンドへ突き刺す第15号2ラン。欲しかったところで一発が飛び出し、ソフトバンクは終盤でリードを4点に広げます。
そしてここから継投策に入ったチームは、直後の7回裏を2番手･ファルケンボーグが三者凡退に仕留めると、8回は3番手･攝津が冷静なピッチングで無失点の好リリーフ。そのまま迎えた9回裏は守護神･馬原が登板し、最後を危なげなく3人でシャットアウト。先発･小椋から｢ＳＢＭ｣へ繋ぐ磐石の無失点リレーを見せたソフトバンク、打線も6試合ぶりとなる2ケタ･10安打で4得点を奪い、見事今季7度目となる完封勝利を飾りました。
投げては先発の小椋が6回を投げ抜き、4安打･7奪三振･無失点。毎回奪三振の素晴らしい内容で、自己最多となる今季4勝目を掴みました。また、2本のアーチなどで計4点を挙げた打線。タイムリーの本数は未だ少ないながらも、3番･多村、4番･小久保から一発が飛び出すなど、クリーンナップを中心に少しずつ復調の兆し。
今日は投打をガッチリと噛み合わせ、見事連敗を止めたソフトバンク。また他球場で日本ハムが敗れたため、チームは再び単独3位。この1勝をキッカケにまずは明日･2連勝で5カードぶりのカード勝ち越しを決め、ここからもう一度上を目指してていきたいものです。