2010.08.12 THU
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ついに連敗を「6」で止め、長いトンネルから抜け出したソフトバンク。ヤフードームで迎えるオリックス3連戦の最終戦もこの流れのままに勝利を収め、ここから今までの負けを一気に取り返していきたいところです。
その試合で先発の大隣は1回の1死満塁のピンチを凌ぐと、徐々に調子を上げた2・3回はストレート主体のピッチングで2イニング連続の三者凡退。しかし一方の打線は四死球や相手エラーなどでチャンスこそ作るも、オリックス先発・西からあと1本が生まれず無得点と、序盤3回は投手戦となります。
しかし4回、大隣が1死からカブレラに変化球を完璧に捕らえられ、レフトスタンド上段へ特大の第17号ソロアーチ。これで先制を許した大隣、それでも自らの投球リズムを崩さずここをソロのみの1失点で抑えると、続く5回には怒涛の3者連続三振を奪う好投で、前半5回を3安打・1失点としっかり試合を作っていきます。
するとこの大隣の力投に応えたい打線は5回、先頭・長谷川の四球と田上の送りバントなどで2死3塁1塁のチャンスを作り、松田がレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打。待望のチーム初ヒットが同点タイムリーとなり、更に2死満塁から多村がライト前へ2点タイムリーを放つと、またも満塁から今度は李ボム浩がセンター前へ2点タイムリー。ついに打線が火を噴き、この回一挙5得点で一気に逆転に成功します。
ところが4点リードと変わった6回。ここから更にノッていきたい大隣でしたが、2つの四死球などで無死満塁の大ピンチを招き、続くカブレラに痛恨の2打席連続となる第18号満塁弾。まさかまさかのグランドスラムで、試合を振り出しに戻されてしまいます。
それでもソフトバンクは直後の6回裏、小久保のセンター前タイムリーで1点の勝ち越しに成功。しかし再び奪ったこのリードを守り抜くべく、7回に2番手・甲藤が登板しますが、1死3塁1塁から2塁ゴロ・併殺崩れの間に1点を失ってしまい、またしても同点に。
ならばもう一度打線が奮起したいところでしたが、7回以降はオリックスの中継ぎ陣の前に得点を奪えず、両者一歩も譲らぬ試合は、同点のままソフトバンク・今季12度目の延長戦に突入します。
その延長戦、10回を前の回から続投した4番手・馬原が簡単に3人で片付けると、続く11・12回と5番手・金澤の好投で無失点。この中継ぎ陣の粘りでソフトバンクの今日の負けを無くし、最終12回裏の攻撃を迎えます。
そしてチーム一丸で臨んだ12回の攻撃。代打・柴原のヒットから、2死2塁と一打サヨナラのチャンス。ところが続く長谷川の打席で、代走で出場した2塁ランナー・江川が無念の牽制タッチアウト。今季最長・5時間3分を戦ったソフトバンク、オリックスとの総力戦は12回規定により今季4度目の引き分けとなりました。
決着つかずも、死力を尽くしたソフトバンク。明日からは、本拠地・ヤフードームで引き続き行われる日本ハムとの3連戦。この強い気持ちを持って、ホームの大声援に勝利で応えたいものです。

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