2010.08.21 SAT
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楽天3連戦の初戦をモノにし、すぐさま自力優勝の可能性を復活させたソフトバンク。勢いそのままに、今夜の第2戦も絶対に勝利を飾りたいところです。
その試合は2回、昨日3安打・4打点と大暴れした4番・小久保が、楽天先発・長谷部のストレートを完璧に捕らえ、センターバックスクリーン左へ第14号ソロ。頼れる主砲の2試合連続アーチで、ソフトバンクが今日も楽天から先制点を奪います。
一方の先発はリーグトップタイの14勝を挙げているエース・杉内。ところがその杉内は3回、簡単に2死を取るも、そこから渡辺直・聖澤に連打を浴びてしまい1失点。序盤のうちに試合を振り出しに戻されてしまいます。
しかし同点に追いつかれた直後の4回に、打線が奮起。先頭・本多の内野安打と相手のミスなどで1死3塁2塁とすると、ここで楽天バッテリーが多村との勝負を避け敬遠。これで1死満塁の大チャンスを作り、打席に入ったペタジーニがレフト前へ2点タイムリーを放つと、その後再び満塁から江川の押し出し四球で更に1点を追加。ソフトバンク、取られてもすぐに取り返し、一気に3点の勝ち越しに成功します。
なおも勢いを増す打線は、続く5回にも本多のレフトオーバーのタイムリー2塁打で1点を加え、続く松田のライトスタンド・ポール際へ突き刺す第16号2ランで、この回計3得点。中盤でたたみ掛け、6点リードと楽天を突き放します。
投げては、大量援護を貰った杉内が自分のピッチングを全く崩すことなく、4・5回をランナーを出しながらも無失点。このまま前半5回を1失点で折り返すと、後半に入った6回は楽天・クリーンナップを3者連続三振に仕留め、今日初の三者凡退。これで完全にペースを掴んだ杉内は、その後も危なげないピッチングを続け、4回以降・楽天打線をわずか2安打に抑え、8回までスコアボードにゼロを並べます。
すると、勢い止まらず8回に多村・ペタジーニ・長谷川・江川の4連打で2点を加えた打線は、8点リードで迎えた最終9回。ここでも攻撃の手を全く緩めず、途中出場の城所・福田の連続タイムリーと江川の今日3打点目となるタイムリーで、この回計4点を入れ2ケタ・13得点目。そして裏の楽天の攻撃を、代わった2番手・甲藤が圧巻の3者連続三振。2ケタ・14安打で13得点の猛打大爆発で快勝したソフトバンク、最後まで試合の主導権を掌握し、楽天に2連勝で早々と今カードの勝ち越しを決めました。
好投した先発・杉内は、8回を5安打・9奪三振・1失点で、ハーラー単独トップに立つ今季15勝目。更に今日、デーゲームで西武が日本ハムに敗れたため、首位とのゲーム差は「1.5」。
2連敗の後、2連勝と勢いを取り戻したソフトバンク。そして、再び見えてきた西武の背中。このまま一気に首位の座を奪い返すべく、まずは明日の楽天3連戦の最終戦をきっちり勝利で締めくくり、3連勝で更に波に乗りたいものです。

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