2010.08.25 WED
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昨日のオリックス3連戦の初戦を1点差で逃げきり、これで首位・西武に0.5ゲーム差まで詰め寄ったソフトバンク。まずは今日の第2戦で早々と今カードの勝ち越しを決め、チームの勢いを更に加速させたいところです。
その試合で、今シーズンすでに14勝を挙げ、自己最多の15勝まであと1勝に迫っている和田が先発。ところがその和田は1回、いきなり1死3塁1塁のピンチを招くと、カブレラのレフト前タイムリーで1失点。立ち上がりを攻められ、オリックスに1点を先制されてしまいます。それでも和田はその後の2・3回はランナーを出すものの、きっちり無失点。
ここからリズムに乗っていきたい和田でしたが、4回に坂口のセンター前タイムリーで2点のビハインドに。しかし気持ちを切らさず、前半5回・毎回ランナーを許しながら、何とか2失点で踏ん張ります。
一方、この和田の力投に応えたいソフトバンク打線。しかしオリックス先発・金子千の前に序盤3回はノーヒット。更に2巡目に入ると早いカウントから振っていき、何とか金子千の攻略を図りますが、多彩な変化球に的を絞れず、出塁すら出来ぬまま、5回までノーヒットを続けてしまいます。
しかし後半に入った直後の6回裏、先頭・柴原が金子千の初球を捕らえ、ライトオーバーの2塁打で待望のチーム初ヒット。スタメン起用に応える柴原が貴重なヒットでチャンスを作ると、2死3塁から川崎が右中間を鋭く破るタイムリー3塁打。打線がついに金子千を捕らえ、1点差に詰め寄ります。
これで流れを引き寄せたソフトバンクは、直後の7回を和田がしっかり無失点。ここまで2ケタ・10安打を許しながらも、粘りの投球で7回・2失点で投げ抜き、オリックス打線の勢いを食い止めます。ところが8回から代わった2番手・甲藤が2死2塁のピンチを招き、バルディリスの3塁ゴロを3塁手・森本が1塁へ悪送球。これがタイムリーエラーとなり、2塁ランナーが生還。大事なところでエラーが絡み、再び2点差に広げられてしまいます。それでも粘る打線はそのすぐ裏、田上のライトポール直撃の第7号ソロで再び1点差とし、試合は9回へ。
何とか逆転サヨナラ勝利の望みを繋いだソフトバンク。ところが迎えた9回表、3番手・ファルケンボーグが北川のタイムリーで1点を失い、またも2点を追う展開に。それでも諦めない打線は、裏の攻撃で1死から長谷川がヒットで出塁し、一発出れば同点というところで4番・小久保、5番・多村へと繋ぎます。しかし期待の2人が抑えの岸田の前に連続三振。先発・和田が粘投で試合を作り、後半で追い上げを見せたソフトバンク。しかし終盤にオリックスに突き放され、反撃届かず痛い敗戦を喫してしまいました。
しかし他球場で今日も首位・西武が敗れたため、2位・ソフトバンクとのゲーム差は「0.5」のまま。ところがその西武を下した3位・ロッテとのゲーム差が「0.5」に迫り、パ・リーグは1ゲーム差の中に上位3チームがひしめく大混戦。絶対に落とせない戦いが続くソフトバンク。ひとつの勝利を大事に、まずは明日のオリックス3連戦の最終戦を白星で締めくくり、次カード・ロッテ3連戦へといい流れで繋げていきたいものです。

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