2010.09.12 SUN
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昨夜のエース対決でも敗れ、3連敗で首位・西武とのゲーム差が「3.5」まで広がってしまった2位・ソフトバンク。今日の日本ハム3連戦の最終戦で絶対に連敗を止め、何としても逆転優勝への望みを繋ぎたいところです。
一戦必勝を期したい今日の試合で、先発の大役を任されたのは大隣。その期待に応えたい大隣は、まずは1・2回をきっちり3人ずつで抑える順調な滑り出し。すると直後の2回裏、打線が先頭・多村のライトフェンス直撃の2塁打から2つの四球などで2死満塁とし、川崎の押し出し死球で1点。ソフトバンク、今カード初めて日本ハムから先取点をもぎ取ります。
幸先良く1点のリードを貰い、ここから更に集中力を増していく大隣。先制した直後の3回をしっかり三者凡退に抑えると、続く4・5回もそれぞれ3人ずつで片付け、3イニング連続の三者凡退。前半5回までをわずか1安打と素晴らしいピッチングを見せ、日本ハム打線を手玉に取っていきます。
そしてこの大隣の力投に更なる追加点で応えたい打線。しかし3回から日本ハム先発・八木に代わりマウンドへ登った2番手・榊原の前に、3・4回の2イニングは3人ずつで攻撃終了。それでも5回、2死から本多が右中間への打球を自慢の俊足で2塁打にすると、続くオーティズのセンター前タイムリーで1点。決定打に欠けていた打線に待望の一打が生まれ、リードを2点に広げます。
ところがその後はチャンスこそ作るも、追加点を挙げられなかったソフトバンク打線。それでも大隣が6回を3者連続三振に仕留め、7回まできっちり無失点と先発の役割を完璧に果たすと、続く8回は2番手・ファルケンボーグが危なげなく無失点リリーフ。そして9回は守護神・馬原が三者凡退で締めくくり、大隣・ファルケンボーグ・馬原と3人の見事な無失点リレーで今季14度目の完封勝利。2点のリードを最後まで守りきったソフトバンク、連敗の嫌な流れを吹き払い、流れを変える大きな一勝を掴みました。
チームを勝利に導いた先発の大隣は、投げた7イニング全てを3人で抑え、2安打・9奪三振・無四球の快投。更に2塁すら踏ませぬ圧巻の投球内容で、嬉しい今季4勝目。また打線では、好調の川崎・多村がそれぞれ2安打・マルチヒット。なかでも川崎は3試合連続のマルチヒットでリーグトップタイの今季181安打目を放ち、球団記録まであと6本に迫る勢い。
今季最後のホーム6連戦を白星で締めくくり、連敗を「3」でストップさせたソフトバンク。しかし今日も首位・西武が3位・ロッテに勝ったため、西武と3.5ゲーム差は変わらず、マジックは1つ減ってしまい「7」に。
明後日・14日からは、敵地・千葉マリンで2.5ゲーム差の3位・ロッテとの3連戦。更にその後の18日からは、本拠地・ヤフードームで首位・西武との3連戦と、まさに大一番を迎えるソフトバンク。大逆転で悲願のリーグ優勝を飾るべく、首位・西武との決戦を前に、少しでもゲーム差を縮めておきたいところです。

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