2010.09.15 WED
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昨夜は4時間を超える延長戦の末に、痛恨のサヨナラ負けを喫してしまったソフトバンク。今日のロッテ3連戦の第2戦では必ずその雪辱を果たし、嫌なムードをしっかり振り払いたいところです。
その試合は1回、先頭・川崎の四球と本多のヒットで無死3塁2塁とし、続くオーティズがきっちりセンターへ犠牲フライ。これでソフトバンクが幸先良く1点を先制すると、なおも2死3塁1塁からペタジーニのタイムリーで1点追加。更にそこから2死満塁の大チャンスを作り、ここで松田のタイムリー内野安打で3塁ランナーが還ると、相手の1塁悪送球エラーも重なり2塁ランナー・1塁ランナーも一気に生還。この回、打者一巡の猛攻で大量5点を奪い、いきなりソフトバンクが試合の主導権を握ります。
すると勢いに乗る打線は、続く2回にも本多の2塁打と盗塁などで2死3塁とし、多村の左中間を痛烈に破るタイムリー2塁打で6点目。更に4回には2死から小久保の2塁打でチャンスを作ると、またも多村が今度はセンター前へ2打席連続となるタイムリー。今日も絶好調・多村のバットが火を噴き、7点リードとロッテを大きく突き放します。
一方、ソフトバンク先発は前回登板で自己最多の15勝目を掴んだ和田。1回から打線の大量援護を受けたその和田は、4回まで毎回ヒットを浴びながらも自分のペースを全く崩すことなく、無失点と粘りの投球。本来のピッチングとは言えないものの、それでも和田は徐々にリズムを上げていき、5回にはキレのある変化球で圧巻の3者連続三振。ロッテ打線をきっちり封じ込め、前半5回のスコアボードにゼロを刻んでいきます。
そして大量7点差にも攻撃の手を緩めないソフトバンク打線は、後半に入った6回にも四球と相手エラーなどで無死3塁1塁のチャンスを作り、4番・小久保の左中間フェンス直撃の2点タイムリー2塁打で9点目。
すると先発・和田が7回までを7安打・9奪三振・無失点で投げ抜き、その和田の後を継いだ2番手・金澤が8回を無失点に抑える好リリーフ。そして9点リードのまま迎えた9回裏は大場が約1ヶ月ぶりの1軍マウンドに登り、3四球で2死満塁のピンチを招きながらも、何とかこのピンチをゼロ。打線が9安打・9得点と久々に爆発し、投げては和田・金澤・大場の無失点リレー。今日はしっかり投打が噛み合ったソフトバンク、今季15度目の完封勝利で昨夜の雪辱を見事に果たし、今カードの対戦成績を1勝1敗のタイに戻しました。
先発で好投した和田は、これでハーラートップタイの今季16勝目を掴み、自身2連勝で自己最多記録を更新。更に昨日も活躍した小久保・多村の両選手が、今日もそれぞれ2安打・2打点と打線を牽引し、勝利に大きく貢献。
今日の勝利で3位・ロッテを再び2.5ゲーム差に突き放した2位・ソフトバンク。しかし今日は他球場で首位・西武が勝ったため3.5ゲーム差は変わらず、西武のマジックは「5」に。
明日のロッテ3連戦の最終戦は、首位・西武との3連戦を後に控えた大事な一戦。どんな形でも今カードの勝ち越しを決め、いい流れで優勝の行方を左右する最後の直接対決に臨みたいところです。

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