2010.09.23 THU
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首位・西武との直接対決3連戦を全勝で終え、逆転優勝への流れを加速させるソフトバンクは、昨日クライマックスシリーズ出場が決定。そして今日はデーゲームで、ヤフードームに3位・ロッテを迎える今季ホーム最終戦。
この一戦に勝ち、またその後のナイターで西武が楽天に敗れると、ソフトバンクに逆マジックが点灯という大事な試合。その先発マウンドにはチームトップの16勝を挙げている和田。しかしその和田が先頭の西岡にヒットを打たれると、井口にライトポール直撃の第16号2ランを浴びてしまい2失点。前々カードのロッテ戦、前カード・西武戦に引き続き、5試合連続で1回に本塁打による先制点を許してしまいます。
しかし取られても取り返し、最後には勝利を掴むのが今のソフトバンクの勢い。直後の1回裏の攻撃で先頭・川崎のヒットから、オーティズの送りバントなどで1死満塁のチャンスを作り、まずは多村のタイムリー内野安打で1点。更に続くペタジーニの押し出し四球で同点に追いつくと、なおも満塁から松田のレフトフェンス直撃の2点タイムリー2塁打で勝ち越しに成功。波に乗る打線は、その後も2死満塁から川崎・本多の連続2点タイムリーで、更に4点追加。勝利への強い気持ちが今日もバットへ乗り移り、1回から打者12人の猛攻で一挙8得点のビッグイニング。ソフトバンク、先制されたのも束の間、あっという間に逆転に成功します。
これで大量6点のリードを貰った和田は、3回に井口の2打席連続となる第17号ソロで1点こそ失うも、その後は徐々に調子を上げていき、前半5回を3失点の力投。そして後半に入った6回には足のアクシデントで一時ベンチに下がったものの、この回3者連続三振を奪う圧巻のピッチング。和田は7回を投げ抜き、残り2イニングを安定感抜群の中継ぎ陣に託します。
するとその和田の後を継いだ2番手・攝津が、8回の1イニングをわずか5球で終わらせる好リリーフ。これでチームにいい流れを作ると、2回以降・追加点を奪えずにいた打線が直後の裏に、1死3塁1塁から川崎の今日3安打・猛打賞となるセンター前タイムリーで、終盤にダメ押しの1点を追加します。
そして6点リードで迎えた9回は、3番手・ファルケンボーグがまさかの3連打で無死満塁の大ピンチ。しかしこのピンチを代わった4番手・森福が無失点に抑える気迫のリリーフ。ソフトバンク、最後は前カード・西武戦でも好投した森福が食らいつくロッテを振り切り、ホーム最終戦を見事な逆転勝利で締めくくりました。
先発した和田は7回を5安打・3失点、2ケタ・10奪三振を奪う力投でハーラートップタイの今季17勝目。また打っては川崎が3安打・猛打賞で、球団記録に並ぶ187安打目。更に決勝タイムリーを放った松田も、2安打・2打点と好調をアピール。
ヤフードームの大声援の中、4試合連続の逆転勝利と最高の形でホーム最終戦を締めくくり、これで今シーズンの2位以上が確定。更に今日のナイターで西武が敗れた場合、ついに優勝マジック「2」が点灯。逆転優勝へまた一歩前進したソフトバンク、その時が来るまであと残り2試合・全力で勝ち続けるのみです。

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