2020/11/25(水)選手球団

4年連続日本一!感謝と決意の2020年を笑顔締め

喜びの祝勝会!中村晃選手が歓喜の音頭

4年連続日本一を祝した「祝勝会」では、パ・リーグ優勝時と同様にビールかけは行われず、大きなくす玉を割って喜びを分かち合いました。

会場には孫正義オーナーや王貞治球団会長も駆けつけました。オープニングアクトとして、今シーズンずっとPayPayドームの外野席でチームにパワーを送って、そしてスタンドを盛り上げてくれたロボット応援団の「ペッパー」と「Spot」たちと、オフィシャルダンスチーム「ハニーズ」のコラボによるダンス披露が行われました。

そして、壇上で孫オーナー、王球団会長、工藤監督がそれぞれ挨拶をしました。

孫オーナー「素晴らしい一年でした。感無量ですね。素晴らしい4連覇でした。4連覇があるということは、次は5連覇じゃないかなと思います。オフのあいだは体を休めたり、家族の皆さんと団らんをしたりして心身ともに休んでいただきたいですが、何やら工藤監督は来年の(練習)メニューをすでに考えていると聞きました。すごいですね。さらに進みましょう。5連覇めがけて宜しくお願いします」

王会長「おめでとう。他に言葉がないくらい素晴らしい戦いでした。今回は武士道みたいな、精神的なものを見ました。技術を超えたところの戦いを、みんながやってくれました。我々にはゴールがありません。前に進むのみです。2021年も来る。戦う以上、我々は勝たないといけない。5連覇です。今年はコロナ禍で色々あったけれど、それを乗り越えて特に10月に入ってからの戦いが見事でした。胸を張っていい。また来年一からやりましょう!」

工藤監督

「みんなご苦労さん。今年は始まるまでに色んなことがあったけど、しっかり調整をして、良い開幕を迎えてくれました、感謝です。6連戦が続いて、そして移動ゲームもあって、コンディションの維持が大変だったと思うけど、しっかりやってくれた。そこにも感謝しかない。来年は来年の事として、今は喜ぼう。喜ばないといけない。そして来年もしっかり戦おう。また、我々はたくさんの人に支えられていることを感謝しないといけない。医療従事者の皆さんは勿論、球団の方もそう。その支えがなければ開幕もできず、こうやって勝つこともできなかった。そしてチームスタッフの皆さんにも感謝です。皆さんがいなければ、選手たちはコンディショニングを整えてプレーすることは出来なかった。本当にありがとうございます。ということで、喜ぶところは喜ぼう。4連覇はなかなかできることじゃない。誇っていい。誇りと共に、次を目指してしっかり頑張っていきましょう」

その後、鏡開きが行われ、乾杯は中村晃選手会長が音頭をとりました。「4年連続日本一」の掛け声で、みんなが声高らかに「S15(サァイコー!)」と手を突き上げると大きなくす玉が割られて黄金のテープが舞いました。

共同会見に工藤監督、中村選手、栗原選手が出席

グラウンドでのセレモニーが終わると、PayPayドーム内のプレスカンファレンスルームにてオンラインでの「SMBC日本シリーズ 2020」優勝共同会見が行われました。臨んだのは工藤公康監督、中村晃選手会長、MVPの栗原陵矢選手でした。喜びの声を、一問一答にて。

工藤公康監督

――歓喜の瞬間から少し時間が経ちました。改めてお気持ちはいかがですか?
「まずは今年、コロナ禍という中で、選手たちはコンディショニングを維持するのが大変だったと思います。その中で6月19日に開幕をして、すごく大変なスケジュールの中でも選手たちが100パーセントの力で戦ってくれました。感謝をしているし、今は少しホッとしています」

――日本シリーズ4連覇という新たな歴史を作りました。
「王会長の強いチームにしたいという思いを、秋山監督、私と受け継いできたつもりです。ただ、僕の足りないところを選手たちがカバーしてくれたおかげ。選手が頑張ってくれたおかげで4連覇できたと思っています」

――重圧もありましたか?
「プレッシャーもありましたが、楽しみな部分もありました。横に座っている栗原くんが開幕からスタメンを勝ちとり、すごくアピールをしてくれて立派になってくれた。成長して行く若い彼らを見るのが楽しみだったし、周東君も途中からレギュラーになり成長していった。苦しい中に楽しみも増えていったシーズンでした」

――今年は3年ぶりのリーグ優勝も果たしました。
「リーグ優勝は大きな目標でした。3年連続で逃すわけにはいかない。日本一よりまずはパ・リーグで勝つことだと、強く思っていました」

――今年は京セラドームで開幕するなど異例の日本シリーズでしたし、特別な一年でした。
「我々がこうして開幕を迎えることが出来て、野球ができたにも医療従事者やNPBの方々のご尽力、そして球団も対策を練ってくれた。それで開幕できました。まずはその皆さんに感謝です。そして、その中で選手たちが厳しいスケジュールを戦い抜き、ホークスらしい野球をファンの皆さんに届けよう、応援に恩返しをしようと思ったことがリーグ優勝と日本一につながったと思います。本当にたくさんの勇気をもらいました。感謝しかないです」

――2年連続で4勝0敗の日本シリーズでした。
「選手たちの力が素晴らしかったと思います。ここに来るまで、コンディションをつくるのは難しかったと思うが、集中して戦ってくれたおかげです」

――日本シリーズ。第1戦では栗原選手の見事なホームランがありました。
「ライトへ飛んでいくボールを見て、ホッとしました。クライマックスシリーズで悔しい思いをして、シリーズまで短い時間でも、苦労をして試行錯誤して臨んだんだろうなと、飛んでいくボールを見てそう思いました」

――第2戦は好投の石川投手に代えて、嘉弥真投手を早めに送り込む継投もありました。
「シーズン通りです。注ぎ込むところはしっかり注ぎ込んで相手の勢いを止めたかった。しっかり抑えてくれた。僕の采配より、選手たちがしっかり力を発揮してくれたおかげです」

――第3戦は中村晃選手が活躍しました。
「中村君のここ一番で期待に応えてくれる勝負強さ。シーズン中もそうですし、日本シリーズでも頼もしく思いました」

――4連勝しましたが、これで行けるという手ごたえをつかんだ瞬間は?
「それは、最後のアウトを取るまで感じていませんでした。野球は最終回の3アウトの声を聞くまでは何が起きるか分からない。日本シリーズは特にそうです。私自身も経験がありますが、ガラッと雰囲気変わるものです。それを考えれば、周東君のグラブにボールが最後に収まるまで確信はなかった。今はホッとしています」

――ポストシーズンは16連勝。日本シリーズは12連勝。この強さの秘訣は?
「1試合1試合、選手たちがその試合にかける思いの強さだと思います。負けて悔しい思いをするならば、この試合に集中しようと。それを続けている」

――ファンの皆さんへ。
「2020年は苦しいシーズンでしたが、ファンの皆さんの支えで何とか日本一になれました。これからも強いホークスでいられるように頑張ります」

中村晃選手会長

――今の気持ちは?
「本当に最高の気分ですし、終わってホッとしています」

――選手会長としてどんな意識で戦いましたか?
「それはあまりなかったです。勝ちたいという気持ち、その一つでやってきました」

――日本シリーズを戦う気持ちは?
「いつもどおりにはなかなかできないし、どうしても緊張感もあります。自分の中でしっかり準備をして臨むことを思っていました」

――第3戦で日本シリーズ通算7号本塁打を放ちました。
「もうちょっとシーズン中に打ちたいです(笑)」

――この大きな舞台でそれだけ打つ気持ちは?
「短期決戦は何本打つのかよりも、どこで打つのかが大事になるのかなと思っています。勝ちにつながる一本を打てればいいなと思って試合に臨んでいました」

――優秀選手賞に輝きました。
「活躍した選手がたくさんいた中で選んでいただいたのは嬉しいです」

――自主トレを共にした栗原選手の活躍もありました。
「1年間頑張ったご褒美が最後に来た。僕も嬉しいですし、今季ずっと一緒に試合でプレーできたのも嬉しい」

――9月に急逝された川村コンディショニング担当にもいい報告ができますね。
「いい報告が出来ると思いますし、この連続日本一を1つでも多く続けられるように頑張りたいです」

――ファンの皆さんへ
「応援ありがとうございました。今は来年のことを考えられないですけど、しっかり休んでまた来年に向けてスタートしたいです」

栗原選手

――日本シリーズは4戦フル出場でした。
「今年の開幕前はまさかここまで出来ると思っていなかったので嬉しいです」

――日本シリーズはどんな思いで臨みましたか?
「クライマックスシリーズで思うような結果が出なくて苦しい思いをしました。日本シリーズではチームのために何とかしたいと思っていました」

――本塁打は菅野投手から放ちました。
「自分にとってすごく大きなホームランでした。それにチームも先制点が欲しいところだったので、いい場面で打てたのかなと思います」

――第2戦は4安打を放ちました。
「1戦目より緊張感なく入れたかなと思いますが、やっぱり緊張しました。雰囲気にのまれないように、と準備をしていました」

――楽しめましたか?
「楽しめました、とは言えない。だけど楽しもうと思った結果が、このいい結果につながったのでよかったです」

――一軍で戦い抜いたシーズンでした。
「まずは試合に出たいという思いで始まったシーズン。その意味で118試合に出られたのは自分で評価をしたい。でも、成績はまだまだ。もっともっとできる。もっともっとやらないといけない。満足はしていないです」

――開幕戦でサヨナラ安打、そして日本シリーズMVPで締めくくりました。
「そこだけ見たら、すごくいい一年でした」

――ファンの皆さんへ
「一年間応援ありがとうございました。良い時期もあったし、苦しい時期もあったけど、いつも変わらずに応援していただいて感謝しています。来年はもっとレベルアップした姿を見せたいですし、まずはパ・リーグ2連覇を目標にしたいです」

工藤監督、日本一インタビュー。MVPは栗原選手!

4年連続日本一が決まった歓喜のフィナーレ。ウイニングボールを掴んだのは周東佑京選手でした。高く上がったフライを二塁手の定位置付近でがっちりと掴んで最後のアウトをとりました。

胴上げはありませんでしたが、チーム一丸を表すようにマウンドを中心に大きな輪を作り、全員で喜びを分かち合いました。そして喜びのハイタッチを交わした後に、再びマウンドを中心に輪を作って万歳三唱が行われました。

そして、優勝監督インタビューでの工藤監督がお立ち台に上がりました。

――今の気持ちは?
「正直ほっとしています。同時に嬉しくて、嬉しくて。地元福岡で日本一になることが出来て最高です」

――試合序盤に柳田選手、甲斐選手に本塁打が出ました。
「このシリーズで初めて先制されましたけど、柳田くんがすぐにホームランを打ってくれて、あれでベンチの雰囲気が一気に変わりました。選手の勢いも変わって、これで行けるとなった。ナイスホームランでした」

――甲斐選手は好リードでも巨人打線を封じました。
「ほんとにリードは素晴らしかったなと思います。そして投手陣も甲斐君のリードにしっかり応えてくれて、シーズン以上のピッチングをしてくれた。みんな、よく頑張ってくれました」

――パ・リーグでは史上初の4年連続日本一です。
「昨年日本一になってから、今年の4連覇が目標になりました。今年は苦しくて難しいシーズンのはじまりでしたが、その中でも一生懸命プレーをして勝ってくれて、リーグ優勝を果たすことができました。日本シリーズ4連覇という大きな目標が現実味を帯びました。この日本シリーズで、素晴らしい戦いをしてくれた選手に感謝をしたいです」

――プロ野球がファンに力を与えた1年にもなったと思います。どんな思い出すか?
「今年は、多くの方の支援がなければプロ野球は開幕すら出来なかったと思っています。医療従事者の皆さん、NPBや球団、そしてファンの皆さんに僕らも感謝です。ファンの皆さんが我々に元気を与えてくれて、勇気を与えてくれたことが勝利につながったと思っています。そのファンの皆様と日本一を喜び合えて本当に幸せです。本当にありがとうございました」

そして最優秀選手賞に輝いたのは栗原陵矢選手でした。第1戦で先制2ランを含む3安打4打点。第2戦でも4安打を放ってシリーズ打率.500をマークしました。「最高の気分です」とお立ち台で笑顔を弾けさせて、「クライマックスシリーズで打てなかった。なんとか日本シリーズで打ちたいと思っていました」と振り返りました。

初めてレギュラー格として戦った今シーズン。先輩たちに可愛がられ、叱咤激励の言葉も受けながら最後に大きな勲章を手にしました。

インタビュー中に先輩たちから「ヒューヒュー」と祝福(?)の声が飛ぶと、「この先輩方に(賞金で)ご飯でも奢ってあげようと思います」と言って、スタンドを笑わせていました。ホークスナインの仲の良さを表したシーンでもありました。

また、優秀選手賞には第3戦で好投したムーア投手、本塁打を含む好打で勝利に貢献した中村晃選手と柳田悠岐選手が選ばれました。

そして表彰式のあとには藤井フミヤさんがスペシャルゲストで登場して、「勝利の空へ」を披露していただき、PayPayドームはさらに感動的な雰囲気に包まれていました。

4年連続日本一!感謝と決意の2020年を笑顔締め

「S15(サァイコー!)」を合言葉に全集中で戦い抜いた2020年シーズン。

パ・リーグ王者として臨んだ「SMBC日本シリーズ2020」でジャイアンツを破り、プロ野球史上「巨人V9」以来2球団目となる4年連続日本一を成し遂げました。

11月25日(水)、PayPayドームで行われた第4戦で、ジャイアンツに4対1で勝利。昨年に引き続いて4勝0敗のストレートでこのシリーズを制しました。ホークス(南海、ダイエー時代も含む)の日本一は4年連続11度目です。

「特別なシーズン」となった2020年。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、数々の苦難もありました。その中で医療従事者の皆様をはじめ多くの方々の尽力があり、6月19日にプロ野球は開幕を迎え、この日本一決定の瞬間まで完走を果たすことができました。
野球ができることへの感謝、球場で見てもらって応援してもらえることの喜び、野球で恩返しをするという決意。ホークスナインは改めていろいろな気持ちに気づき、たくさんの思いを込めて全力で戦い抜きました。

「日々新たに」――それは工藤公康監督が、毎日のように口にした言葉です。
今日の喜びと誇りを胸にしまって、ホークスはこれからもずっと大切にしている「夢」に向かって前進していきます。
プロ野球そして日本のスポーツ界において燦然と輝く「巨人V9」に挑み続け、いつの日か新たな歴史の扉を開くこと。

次はリーグ2連覇、そして5年連続日本一へ。鷹はこれからも高く、高く羽ばたき続けます。

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