和田毅投手が14個目の三振をカブレラ選手から空振りで奪って、両手でガッツポーズ。「本当にうれしいです。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に落選してからこの日を目指してやってきましたから」。3安打完封で秋山ホークスを白星発進させた。 4年ぶりの開幕投手。「チームを波に乗せるため」と初回は飛ばした。1死から坂口選手をこの日最速となる145km/hで空振り三振に切り、ショーの幕開けだ。内外角のコース際にびたびたと直球を収め、スライダーもフォークも抜群。「真っすぐが走っていたので、すべての変化球で三振が取れました。これだけ三振を取れたのは1年目以来。できすぎ。今日みたいなのが毎試合できれば…」。開幕戦ではリーグ新の14奪三振で、球団56年ぶりの完封勝利となった。
(提供:西部日刊スポーツ新聞社)