2009.09.30 WED
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3位・楽天とのゲーム差を「1.5」に広げ、更にクライマックスシリーズのマジックも「1」とした2位・ソフトバンク。今日も敵地・Kスタ宮城で楽天4連戦の第2戦を戦い、9月最終戦をしっかり白星で締めたいところです。
その試合でソフトバンクの先発は、今季初登板となった2年目の岩崎。昨年の7月23日以来、プロ2度目の1軍マウンドとなった岩崎は、立ち上がりから毎回ヒットを打たれる苦しいピッチング。しかし、バックが好守で盛り立て、序盤3回を無失点。要所を押さえる力投で、楽天打線を封じ込めていきます。
すると中盤に入った直後の4回、打線はここまで楽天先発・永井の前にノーヒット。それでも、先頭の松田が、外角の変化球をセンターバックスクリーンまで運ぶ第8号・先制ソロ。チーム初ヒットが貴重な先制弾となり、力投を続ける岩崎を今度はバットで援護します。
このまま楽天を突き放したいソフトバンク。1点リードで迎えた5回、先頭・松中のヒットから1死3塁2塁と追加点のチャンス。しかし後続が倒れこのチャンスを逃してしまうと、その裏に1死3塁1塁のピンチ。ここで小坂を1塁ゴロに打ち取り、3塁ランナーを三本間に挟むも、挟殺プレーで田上がまさかの悪送球エラー。このタイムリーエラーで試合は同点となってしまいます。
するとリズムを崩してしまった岩崎が、更に1死満塁から中村真の勝ち越しタイムリーで1失点。ここで悪い流れを断ち切るべく2番手・甲藤が登板しますが、その甲藤も楽天打線の勢いを止められず、渡辺直に2点タイムリー2塁打。更にオーティズのエラーや、山崎武の犠牲フライで追加点を奪われ、この回計6失点。楽天の打者一巡の猛攻に逆転を許し、5点差をつけられてしまいます。
追われる展開から、追う展開へと変わってしまったソフトバンク。それでも7回、先頭の長谷川が粘りのバッティングで左中間へ2塁打を放つと、2死2塁から本多がレフトの頭上を破るタイムリー2塁打。1点を返し、反撃のムードを高めます。
4点差に縮め、勝利への強い気持ちを見せるソフトバンク打線。ここから一気に逆転へと繋げていきたいところでしたが、その後8・9回は永井の前に2イニング連続の三者凡退。先制点を奪ったものの、5回の大量失点が最後まで響き、楽天に痛恨の逆転負け。4連戦の第2戦は白星で飾れず、これで3位・楽天とのゲーム差は再び「0.5」となってしまいました。
しかし先発の岩崎はプロ初黒星こそ喫するも、次に繋がる経験を掴み、将来の柱を予感させるピッチングを披露。
これで9月の全26試合が終了し、12勝13敗1分と1つの負け越し。厳しい状況ではあるものの、逆転優勝の可能性はかすかに残っているソフトバンク。今日、4位・西武が敗れたため、ソフトバンクの3位以上が確定し、クライマックスシリーズ進出が決定。あとは本拠地・ヤフードームでクライマックスシリーズを開催すべく、まずは3位・楽天との残り2試合を必ず連勝で飾りたいものです。

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