2010.08.27 FRI
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パ・リーグは、ソフトバンク・ロッテ・西武の3チームがゲーム差なしで並ぶ大混戦。ソフトバンクは、今日から同率首位で並ぶロッテを迎えての直接対決・3連戦。まずはその初戦を確実に取り、三つ巴の激烈な首位争いから頭ひとつ抜け出したいところです。
その大事な試合で先発を任されたのは、自身2連勝中と好調の山田。ソフトバンクは、その山田が落ち着いて立ち上がりの1回を三者凡退に抑えると、その裏に打線がロッテ先発・成瀬を攻め立て、先頭・川崎のヒットなどで2死2塁1塁とし、このチャンスに多村が内角の直球をフルスイング。その捕らえた打球はライナーでレフトスタンドに飛び込み、先制の第21号3ラン。多村の一撃で、ソフトバンクが大事な先取点を奪います。
すると山田がロッテ打線を翻弄し、序盤3回を無安打のパーフェクトピッチング。ところが3点リードの4回、先頭・西岡の死球から突如乱れ、無死満塁から金泰均に押し出し四球を与えてしまうと、続く福浦の2塁ゴロ・併殺の間に更に1失点。この回計2失点で、たちまち1点差に詰め寄られてしまいます。
それでもソフトバンクはその裏、川崎・本多の連打などで2死2塁1塁とし、小久保が外角低めの難しい球に食らいつき、ライト前へ気持ちで落とすタイムリー。4番の執念の一打で貴重な1点を追加し、2点リードと再びロッテを突き放しにかかります。
ところが直後の5回、山田が1死満塁とまたもピンチを招いてしまうと、ベンチは2番手・森福をマウンドヘ。すると代わった森福が、ここから3番・井口を空振り三振に仕留め、更に4番・金泰均を2塁ゴロ。気持ちのこもった無失点リリーフでこの回をゼロで切り抜け、ロッテに傾きかけた流れを断ち切ります。
すると森福が続投した6回も安定した投球で無失点に抑えると、続く7回は3番手の攝津が2者連続三振を含む三者凡退。更に8回には、4番手のファルケンボーグも危なげなく3人でピシャリ。中継ぎ陣の好リリーフでロッテの反撃の芽を摘み、2点のリードを守っていきます。
しかし打線はロッテ投手陣から5回以降・得点が奪えず、2点差のまま試合は9回へ。ソフトバンクは守護神・馬原がマウンドヘ登りますが、制球が定まらず2死3塁1塁のピンチ。それでも続く西岡を得意のフォークで空振り三振に切って取り、苦しみながらも無失点。投手陣の踏ん張りで競り勝ったソフトバンク、ロッテとの首位攻防・3連戦の初戦を見事白星で飾りました。
投げては、5回途中から2番手で登板した森福が嬉しいプロ初勝利。打っては、多村が先制3ランを放ち、小久保も2安打・1打点と、中軸の勝負強さが光ります。
絶対に負けられない一戦をモノにし、8月7日以来・20日ぶりの単独首位に返り咲いたソフトバンク。まだまだ落とせない厳しい戦いが続くパ・リーグ終盤戦。明日のロッテとの第2戦も必ず勝利し、まずは首位をがっちりキープしたいところです。

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