2018/01/28 (日)
球団 CSR

工藤監督、1年ぶりに西原村を訪問

1年ぶりの訪問で、互いに嬉しい報告とエール交換しました。

1月27日(土)、工藤公康監督が熊本県・西原村を訪れ、「西原村学童野球クラブ」の選手たちと再会を果たしました。

同クラブがもともと練習で使用していたグラウンドは、震災後にガレキ置き場として使われているため、父兄やOBによって畑を潰して「手作り」で作られたグラウンドで日々練習います。それを聞いた工藤監督は「『野球をさせてあげたい』というご父兄の強い気持ちを感じる。その野球に対する思いには、『感謝』しかない」と昨年1月にそのグラウンドを訪問して野球教室を行いました。

その際に工藤監督は2017年シーズンのホークスの日本一奪回を約束し、西原村学童野球クラブの選手たちも大会での健闘を誓いました。

その結果、昨年のホークスは日本一を奪回。そして、西原村学童野球クラブは熊本県大会で優勝し、王貞治杯(九州大会)でも3位に入る大健闘を果たしたのです。

この日はグラウンドで報告会を行い、「去年からどれだけ上手くなったのか、試そうか」と工藤監督が言い、23人の選手全員との1打席の「真剣勝負」が繰り広げられました。

夕焼けだった空色が徐々に濃さを増していく中でしたが、野球を通じた交流に誰もが笑顔。工藤監督はこの日、3カ所目の“登板”でしたが、「行くぞー」とキレのいい真っ直ぐや宝刀カーブも披露。「肩の調子はいいです。もっと三振を取りたかったかな(笑)」とおどけてみせました。

「この手作りのグラウンドは子どもたちの思いもそうだけど、保護者の方など大人たちの熱い思いも込められています。またここに来たいと思っていたし、有意義な時間を過ごすことが出来ました。今年のスローガンである『もう1頂!』は、もう一度力を合わせて心を一つに優勝、日本一を獲りに行くという思いが込められています。また、九州は1つという思いもあり、昨年から「1」という数字を残しました。西原村の子どもたちも『もう1頂!』ですよ。また1つ上へ。最後まであきらめずに頑張る姿を大事にしてほしいです」

そして昨年に引き続き、ヤフオクドームへ招待をする約束も交わしました。また笑顔で再会できる日を、楽しみに――。

2018年1月28日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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