2018/06/03 (日)
球団 選手

レジェンドデーで秋山氏「あの時は感激した」

6月2日(土)のベイスターズ戦(ヤフオクドーム)は、今年第3弾の「レジェンドデー」として開催されました。

今年、球団創設80周年を迎えたホークス。南海、福岡ダイエー、福岡ソフトバンクのそれぞれの帽子マークをアレンジした「球団創設80周年記念ロゴマーク」と、過去と現在の連携をテーマとした「80周年記念ユニフォーム」を作成。「レジェンドデー」ではこの記念ユニフォームを選手、監督、コーチが着用して臨みます。

また、ホークスのレジェンドOBがゲストで登場。この日のヤフオクドームに来場したのは、本塁打王、盗塁王、トリプル3など数々の功績を残し、ホークスではキャプテンとして常勝チームの基礎を築き、監督になってからもホークスを3度のリーグ優勝と2度の日本一に導いたまさにレジェンド的な存在といえる秋山幸二氏でした。

試合前にはヤフオクドームの隣接するヒルトン福岡シーホーク内でトークショーも行われ、選手時代や監督時代のエピソードをふんだんに交えて会場を何度もわかせました。なかでも福岡ダイエーホークスが初優勝を決めた1999年は、秋山氏にとっても感慨深いものだったとのこと。「優勝を決めた試合も嬉しかったけど、優勝パレードは本当に感激しました。西武時代にはパレードなんてなかった。北九州や天神の明治通をゆっくりと進む中、紙吹雪が舞ってね。球場にいるとなかなかスタンドのお客さんの表情までは見えないんだけど、パレードの時はたくさんの人たちの笑顔をすぐそばで見ることが出来た。あれは本当に感激しました」と嬉しそうに振り返っていました。

その後、グラウンドに場所を移してセレモニアルピッチにも登場。1球目が114キロを計測も暴投となり、「もう1頂!」で仕切り直しとなったボールは、捕手役を務めた柳田悠岐選手のもとにしっかり届く115キロの快速球でした。

また、そのボールには「目指せ四冠王」と秋山氏の直筆メッセージが書き込まれていました。

「三冠王プラス盗塁王。プロ野球の中で達成できるとしたら彼しかいないでしょ。オレはホームランや打点、盗塁はいけたけど打率がね。今の柳田君の打撃は完成形に近い。高い目標を持ってやってほしい」と熱くエールを送りました。

そして試合後には特別ヒーローインタビュアーとして再登場し、バンデンハーク投手、塚田正義選手、上林誠知選手へマイクを向けるという珍しいシーンも見られました。

2018年6月3日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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