2018/10/09 (火)
球団

今季143試合が終了。工藤監督が総括

10月8日(月・祝)のマリーンズ戦をもって、今季のレギュラーシーズン143試合の全日程を戦い終えました。
ホークスは82勝60敗1分。パ・リーグ2位となった今シーズンを工藤公康監督が総括しました。以下、主な一問一答です。

――レギュラーシーズンを振り返って
「2位という成績に終わって、正直、悔しい思いでいっぱいです」

――要因は?
「怪我人も出たと思いますが、そこも含めて、やっぱり私自身の力が足りなかったところが大きい」

――チームは序盤から波に乗れない状況が続きました。
「しっかり立て直すために、策を、と思った。先発ローテーションもいろいろ考えてやっていたが、うまくいくところも、いかないところもあったと思います」

――故障者以外の要因は?
「けが人が出ると戦力がダウンする。そこを補充しようとすると、どうしてもひずみが出てきてしまう。今年1年間で痛感したところでもあります。その立て直しにも、どうしても時間がかかってしまった」

――8月半ばから快進撃を見せましたが。チームにどんな変化が?
「やっぱり選手の中の、勝ちたい、負けたくない、優勝したいという強い思いが、チームを一つにしたと思います」

――その原動力に若手の台頭もありました。
「けが人が多い中で加治屋投手が70試合超も登板してリリーフ陣を支えてくれました。森投手もサファテ投手の居ないところをしっかりとまかなってくれて、最後にはセーブ王を取るぐらい頑張ってくれた。途中からだけど牧原選手が来たことで、チームも本当に波に乗って勝っていけた。2位ではあるけど、彼らの活躍なしにはここまでこられなかった」

――9月中旬に3.5ゲーム差でライオンズ3連戦を迎えたが3連敗。CSファイナルステージでの再戦に向けては?
「やっぱり強い気持ちを持って、常に試合に臨むことが大事。『絶対に負けないんだ』『勝つんだ』という思いが選手たちの力になる。チームとして一つになり、心を一つにして戦っていかなきゃいけない。結果を考えるより、一個のボールをみんなで追いかけて戦うことが何よりも大事かなと思います。あの三つ負けたことが、非常に自分の中で悔しい。必ずみんなで取り返さないといけない、と強く思います」

――もっとも印象に残ったゲームは?
「やっぱり(8月下旬に)9連勝したときの、ヤフオクドームでのライオンズとの3戦目(8月26日)。6点取って楽勝ムードから追いつかれ、逆転され、柳田選手が同点ホームラン、延長に入ってグラシアル選手がサヨナラ満塁ホームランを打ってくれた。本当に大事な試合でもあったし、印象に残っています」

――CSまでのわずかな期間にどのような準備を?
「その準備はもう始めています。相手を知ることも大事だけど、自分たちのことも、もう一度見直して。準備を怠らず、謙虚に、残りの時間を使っていくことが大事だと思っています」

2018年10月9日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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