27日に開幕する「NPB12球団ジュニアトーナメントsupported　by　日能研」に臨む福岡ソフトバンクホークスJr,チームは22日（土）、毎年恒例の「OB戦」をホークス筑後第二球場で行いました。

日本一を目指す彼らのために再集結したのは昨年の「13期生」たち。中学1年生となり、それぞれのステージで「未来のプロ野球選手」を夢見て頑張る選手たちが“後輩”たちのために再びホークスJr.のユニフォームに袖を通しました。

現役の「14期生」にとっては、強敵すぎるお兄さん、お姉さん相手ですが、大会に向けて約3か月のあいだ若い翼を鍛えてきた選手たちにとっては最高の腕試しとなる対戦です。

試合は初回に先制されますが、その裏に4番の島北陽介選手がタイムリー中越え二塁打を放って1対1の同点とします。投げては先発した塚本空輝選手に続いて、2番手の巴田琉碧選手もきっちり試合を作ります。試合は1対1とスコアが動かないまま7回表（7イニング制）に。3番手の尾方聡馬選手1死満塁の大ピンチを迎えますが、中学生相手にも堂々とした投球で危機を見事に乗り切りました。

本大会を見据えて8回に無死満塁からスタートするタイブレーク方式も行い、結果的に1対3で敗れてしまいましたが、素晴らしい戦いぶりを見せてくれました。

新垣渚監督は「今年のジュニアチームは特徴がないのが特徴です」と笑いつつ、「かなり早い段階からまとまっていた。練習試合もずっと負けなしでしたから」とさらに笑顔を作りました。「子どもたちも自信をつけていると思います。目標はもちろん優勝です」ときっぱり。キャプテンの吉岡大和選手は13期生からのエールに「僕たちが日本一を達成してきます」と力強く応えていました。

チームは26日（水）に札幌入り。本大会ではまず、グループリーグで広島東洋カープJr.、北海道日本ハムファイターズJr.と対戦します。

2018年12月23日掲載
田尻　耕太郎（スポーツライター）

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