工藤公康監督が開幕前日の3月28日（木）、報道陣の質問に応じる形で意気込みなどを語りました。

――監督として5度目の開幕です。現在の心境は？
「やっぱりいつもの気持ちとは違うなというのは自分でも感じますね」

――相手は昨年優勝のライオンズです。
「今年のホークスはチャレンジャーという思いです。その気持ちで西武さんにぶつかっていきたい」

――今のチームの状態は？
「故障者もいてベストという感じではないですが、キャンプやオープン戦を通じて力で勝ち残った29人の選手たちなので、自信を持って戦ってほしい。わたしも自信を持って送り出したいです」

――開幕一軍メンバーの選出は悩みましたか？
「悩みました」

――新人の甲斐野投手と奥村投手が入りました。
「とにかく自分を信じて投げるのが大事。打たれることもあるけど切り替えて、長いシーズンの中で成長していってほしい」

――支配下復帰の川原投手も一軍入りしました。
「彼は左投手だけど、打者の右、左は関係ない。力のあるボールを投げている。コントロールうんぬんより力で抑え込んで、強い気持ちで投げてくれれば答えは出ると思います」

――開幕投手は千賀投手に託しました。
「1年間ローテを守って、チームの柱として投げてほしい。キャンプ、オープン戦を見ても自覚を持って過ごしていた。ピッチャーを引っ張る存在になってほしい」

――多和田投手に対する打線は？
「先制点が大事と思う。常に前向きに攻撃をしていきたい」

――気になるオーダーは？
「まだ決めてません」

――どんな攻撃を
「今年はチームの方針として盗塁や走塁を積極的にいっているので、それが出る展開にしたい。少ないヒットでも点の取れる戦い方が出来るのがベスト」

――6人の開幕ローテにはどのような期待を？
「行けるところまで、出来るところまでしっかり投げてほしい。そうすれば後はブルペンで控えるピッチャーがしっかり抑えてくれる」

――ファンの皆さんへ
「今年はチャレンジャーの気持ちで143試合を戦っていきます。ファンの皆さんの声援が選手たちの背中を押してくれます。全国のファンの皆さん、熱いご声援をよろしくお願いします」

2019年3月28日掲載
田尻　耕太郎（スポーツライター）