2019/05/28 (火)
選手

【直前】南海復活の3連戦!初戦は二保投手

5月28日(火)~30日(木)バファローズ×ホークス 京セラドーム

今年もホークスが故郷大阪に帰り、南海ホークスを復活させて試合に臨みます。

28日(火)からのバファローズとのビジター3連戦(すべて京セラドーム)は「KANSAI CLASSIC 2019」として行われます。

両チームともに1970年~1971年のシーズンで着用したモデルが復刻されます。ホークスは南海ホークスのビジターユニフォーム、対するバファローズは阪急ブレーブスのホームユニフォームです。

1970年の南海は「4番捕手」の野村克也選手が兼任監督に就任。翌年には門田博光選手が120打点を挙げて初タイトルを獲得するなど、ホークスの新たな時代の幕開けとなった頃でした。

偉大な先人たちの「緑」の魂を受け継いで、今躍動するホークスナイン。

今季のバファローズ戦は7勝1敗1分と大きく勝ち越しており、この流れに乗ってタカは上昇気流をつかみたいところです。

今カード初戦の先発マウンドに立つのは二保旭投手。2012年9月18日のライオンズ戦(ヤフードーム=当時)以来、2443日ぶりの先発登板となります。あの時は当初予定されていた投手が回避しての緊急抜てきでした。リリーフから中2日のマウンドでしたが、3回1失点と粘って、チームの勝利に貢献しました。短い回での降板を悔しがりましたが、当時の首脳陣からは称賛の声が上がりました。

もともと先発の適性もある右腕です。2012年のウエスタン・リーグでは11勝0敗、防御率1.44の好成績。千賀滉大投手とともにファーム二枚看板を結成して最多勝、最高勝率のタイトルに輝きました。

その後2015年には中継ぎで一軍に定着。右肘を故障して手術を行いましたが、昨シーズンに3年ぶりとなる1軍登板を果たして復活。昨季は35試合に投げました。

今季2軍では14試合1勝1敗、防御率1.09と安定した成績。昨年のシーズンオフ、工藤公康監督からは「先発と中継ぎの両方の準備を」と声がかかっており、今季1軍初登板のチャンスは先発で掴むことになりました。工藤監督は「三振をバンバンとるタイプじゃないけど、フォークやツーシームなど勝負球を持っている。彼自身の可能性も広がる」と期待を寄せました。

このバファローズ3連戦は2戦目に大竹耕太郎投手が投げて、3戦目にはルーキー泉圭輔投手がプロ初先発に臨む見込みです。フレッシュ感あふれる3投手の先発で、チームに新風を吹き込みます。

2019年5月28日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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