2019/07/11 (木)
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工藤監督が前半戦を総括「期待に応えてくれた」

オールスターまでの前半戦を終えて、工藤公康監督がここまでの総括を行いました。

84試合を戦って48勝32敗4分の勝率6割ジャスト。2位に7ゲーム差をつけて、首位を快走しています。特に交流戦優勝を決めた6月23日のジャイアンツ戦(東京ドーム)から7月6日(土)のバファローズ戦(ほっともっと)まで9連勝をマーク。工藤公康監督は「交流戦終了してリーグ戦再開からオールスターまでの12試合が大切になる」と話していましたが、そこも10勝2敗の好成績で戦い抜きました。

故障者を多く抱えての戦いが続きますが、「その中で若い選手たちが一生懸命頑張ってくれた。みんなでカバーをして試合を作っていた。僕も期待を持って選手を送り出したが、選手たちがその期待に応えてくれました。嬉しく思います」とまず振り返りました。

ベストメンバーが揃わない中でしたが、「それぞれが自覚を持ち、内川くんや松田くん辺りが若手のやりやすい雰囲気も作ってくれていた」と話し、投手陣についても「開幕当初に先発を組んだ時には高橋礼くんも大竹くんも5、6番目だったのが、シーズンに入って良い投球をして勝ってくれて、今ではローテの軸として頑張ってくれているのが大きい。リリーフも高橋純くんや椎野くんが上(一軍)に来て見違えた」と若手の台頭を喜びました。

野手陣も釜元豪選手や周東佑京選手らが大きく成長。「コーチも『失敗を恐れずにいけ』とか『この球を狙っていけ』という指示も出してくれて思い切ってやれる環境を作ってくれた」と嬉しそうな笑顔。

大活躍のグラシアル選手についても「デスパイネ選手の存在も大きい。普段から話をして情報交換をしたり、リラックスしてできる環境を作ったりしている。1人では難しかったかもしれない。2人がいていい結果が出たのだと思います」と話しました。

交流戦前にはヤフオクドームでのイーグルス戦で3連敗を喫しましたが、交流戦明けに3連勝した戦いも前半戦のカギとなりました。「大事な試合、勝たないといけない試合で勝てた。チームとして一丸となって集中していた結果」。後半戦もカード勝ち越しを積み重ねて貯金を増やし、トップを保持したままゴールテープを切るために一戦入魂、すべてに全力で戦い抜きます。

2019年7月11日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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