2020/07/11 (土)
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PayPayドーム通算1000勝!「運命を感じる」

7月10日(金)、本拠地PayPayドームでの通算1000勝を達成しました。

この日のイーグルス戦は延長戦に突入する緊迫した試合展開でした。1対1の十回裏、先頭の柳田悠岐選手がバックスクリーン左へ見事な特大の7号サヨナラソロ本塁打を放ち、劇的な形でメモリアル勝利をつかみ取りました(スコアは2対1)。

奇しくも有観客試合が解禁された初日の試合でした。序盤には苦しんでいた松田宣浩選手が今季1号本塁打を放ち、先発した東浜巨投手が力投し、最後は主砲が会心の一撃。工藤公康監督も「こんなにもいろいろなことが重なるのか……。感動しました」と振り返りました。

元々は「福岡ドーム」の名称で、1993年にオープン。日本初の開閉式の屋根を持つドーム球場、さらには日本最大級のスタジアムということでも注目されました。こけら落としの一戦は0対1で敗戦。しかし、翌日の1993年4月18日の近鉄バファローズ戦でした。1点ビハインドの八回裏に山本和範選手が福岡ドームでのホークス選手初本塁打となる逆転2ランを放ち、5対4で勝利。これが記念すべき、ホークスの福岡ドーム最初の勝利となりました。

1000勝の中には思い出深いドラマが数えきれないほど詰まっています。1999年9月25日のホークス福岡移転後初優勝、2014年10月2日のシーズン最終戦での劇的なリーグ優勝はなかでも格別な勝利でした。また、この「1000」の中には含まれませんが、日本シリーズやクライマックスシリーズ、またはオープン戦などでも、ホークスは数々のドラマを生んできました。

工藤監督は、現役時代はエースとして、そして監督としてたくさんの白星を経験してきました。

「僕が監督を務める前、福岡ドームができた頃は根本(陸夫)さん、そして王(貞治)会長、秋山(幸二)さんが監督を務められました。僕がプロ野球(西武ライオンズ)に入った時の監督が根本さん。厳しく鍛えられましたし、王会長には優しく包んでもらえたし、秋山さんとは苦しい時も楽しい時も一緒に過ごしてきました。この1000勝という節目に、僕がつながっているのは、運命を感じます。根本さんにもいい報告ができるかなと思います。これからもどんどん勝って積み上げていくことがホークスの伝統につながる。また1つずつ勝っていきたいです」

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