2020/12/03(木)球団

小久保ヘッドコーチが就任会見「恩返しの機会」

12月3日(木)、来季から一軍ヘッドコーチに就任する小久保裕紀氏が、PayPayドーム内のプレスカンファレンスルームで就任会見を行いました。背番号は90番です。

小久保コーチは和歌山県出身の49歳。星林高校から青山学院大学を経て1993年ドラフト2位でホークスに入団しました。

プロ2年目にはシーズンフル出場を果たし、本塁打王にも輝く活躍でレギュラーに定着。入団4年目には114打点で打点王タイトルも獲得し、ホークスの顔として長きにわたって活躍しました。2004年からはジャイアンツでプレーしましたが、2007年シーズンからホークスに復帰。19年間のプロ野球生活では、幾度も大きな故障との戦いを余儀なくされましたが、不屈の精神でそのたびに這い上がってチームのためにプレーしました。2009年からはキャプテンを務め、そして2011年に通算400本塁打、2012年に通算2000本安打の金字塔を打ち立てました。

2012年に引退。通算成績は2057試合出場、2041安打、413本塁打をマークしました。

現役引退後は野球評論家をして活動しながら、2013年10月から2017年の第4回ワールド・ベースボール・クラシックまで侍ジャパン(日本代表)トップチームの監督を務めました。

会見に臨んだ小久保ヘッドコーチは、質問者の「おかえりなさい」の言葉に、まずは「ありがとうございます」と笑顔で応えました。

以下、主な一問一答になります。

――今のお気持ちは?
「コーチ就任ということになりましたが、このような会見の場を設けてくれた球団に感謝をしたいです。改めてホークスのユニフォームを着ることになりました。19年間の現役のうち16年間がホークスでしたので、恩返しをできる機会を頂いたと思っています。ヘッドコーチという私自身初めての役職になりますが、工藤監督とコミュニケーションとってやっていきたいです」

――就任の経緯は?
「打診は三笠GMから日本シリーズ直後にいただきました。その後に工藤監督ともお話をしました。野手の底上げ、野手の部分を特に一緒にやってほしいと言われ、『やらせていただきます』と返事をしました。引退後は侍ジャパンの監督をやった時期もあり、ホークスから遠のいていたこともありましたが、いよいよだなと興奮してワクワクしました」

――いつかはホークスで指導者にとの気持ちはあったのでしょうか?
「はい、それは入団当初からありました。その夢を持てと、(ホークス入団当時の監督の)根本さんに教わっていましたから、やはり嬉しいです。引退してから8年経ちましたが、一緒にやった選手もいますし、全く知らないところよりも入りやすいという気がします」

――王会長とは何かお話をされましたか?
「電話をして、来年からお世話になりますとご挨拶をしました。『勝手が知ったところ。存分にやりたいことをやってほしい』という言葉を頂きました」

――工藤監督とはどんなお話を?
「具体的なことはこれからです。優勝したばかりで監督もお忙しいですし、これから時間をとりながら、ですね。でも5連覇へチームも動き始めています。これから詰めていきたいです」

――外から見たホークスをどのように感じていましたか?
「他球団があきれ返るくらいの強さだと、今回の日本シリーズを見て感じました。求めたいところというか、強いのは当たり前で、(ホークスは)強くなくちゃいけない。その強さの中に、ホークスは球界のリーダー的存在で、引っ張るチームになってきた。球界全体の手本意識というか、引っ張る自覚を主力選手たちが個々に持っている組織になってほしいと思っています。ベテランや主力といいコミュニケーションをとりながら、指導できればいい」

――指導のイメージは?
「個々の技術のところは担当コーチがそれぞれいます。そこは任せるところだと思います。大まかにですが、王会長に僕が現役時代に言われたのが「ベテランは手本になれ」「背中を見せろ」ということ。扱いにくい選手になってはいけない。(野球を)外から8年くらい見たけど、主力が手本になって引っ張っていくチームは強いと感じていました。ベテランはそういう存在にならないといけない。そこは一番求めるところかなと思います」

――今後の動きは?
「契約は1月1日からですが、あとは球団と調整をしながらやっていきたい」

――侍ジャパンで監督経験もあります。ヘッドコーチという仕事で生きることや感じることは?
「工藤監督とそこを一番話さないといけないと思っています。僕が監督の時に持っていたコーチ像でいいのか。それは工藤監督が決めるところです。僕は提言をしてもらい、それを選択する方が良かった、提言をするのがヘッドコーチかなというイメージを持っていました」

――ファンへ
「強いチームに行くので、責任重大です。工藤監督とのコミュニケーションをしっかりとって、選手そしてコーチとのパイプ役として、しっかり厳しさと愛を兼ね備えた存在でいたいです」

――5連覇への期待も大きいです
「自分が入って負けたと言われたくない。やるのは選手ですが、チームがいい方向に回っていくように、球界のリーダーとなっていけるように、その手助けができればいいなと思っています」

――工藤監督とは現役時代にプレー。工藤監督、印象は?
「すごく勉強熱心な方。それが今のホークスの強さにつながっている部分も大きいと思います。特に投手陣の育成という点もそう。良い選手をファームから上げて使って育てている。そういう方に負けないくらい自分も勉強しなきゃと思っています」

――注目している選手は?
「現在のチームに松田というビッグスターがいる一方で、彼を押しのける選手が出てこなければチームが強くあり続けるのは難しい。2軍でタイトルを獲ったリチャードには興味がありますね」

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