2020/12/31 (木)
球団

ホークスジュニア決勝T逃すも「全集中」で逆転勝ち

球界の一年の締めくくりに恒例となった「NPB 12球団ジュニアトーナメント2020 KONAMI CUP」が今年は神宮球場と横浜スタジアムを舞台に、12月29日(火)に開幕しました。

福岡ソフトバンクホークスジュニアは大会初日、神宮球場で読売ジャイアンツジュニアと対戦する予定でしたが、チーム関係者に新型コロナウイルス陽性判定が確認されたために棄権し、この日は不戦敗となりました。

大会2日目は、チーム内に濃厚接触者がいないことを所轄の保健所から認定されたことで試合に臨むことが出来、神宮球場で千葉ロッテマリーンズジュニアと対戦しました。

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戦評

序盤からホークスジュニアが高い集中力で鮮やかに逆転した。一回表に1点を先制されたが、その裏の攻撃だ。四球で出塁した1番・山下晃平選手がすかさず二盗を決めると、2番・慶留間大武選手がライト前ヒットとその後盗塁を決めてノーアウト二、三塁とチャンスをつくる。2アウトとなったが、相手バッテリーに起きたミス(暴投)を見逃さず、一気に2走者が本塁生還して逆転に成功した。さらに城野慶太選手は右越え三塁打。その後、再びバッテリーミスが起こり3点目のホームを踏んだ。

 先発した左腕の三渡琢磨選手は3回1失点。2番手には女子選手の橋本輝桜選手がマウンドに上がり、相手3番からの好打順を3人で仕留めた。3番手の大城諄來選手は120キロ台中盤の速球を軸に2回1失点でつなぐと、六回裏に代打・仲間夢折選手の適時打で追加点を挙げた。

 最終回はキャプテンの池田聖摩選手が1回無失点でしのいで、ホークスジュニアは“1日遅れの初陣”を見事勝利で飾った。

 今大会1勝1敗としたが、TQB(得失点率)によるワイルドカードには勝ち残れず、大会2日目で敗退となった。

帆足和幸監督

前日が不戦敗。子どもたちもホテルに閉じ籠もることになってストレスも溜まっていたと思う。その中で自分たちの野球をして勝てたのが良かったと思います。一番心配だったのは体調面だったけど、しっかり準備はできたし一丸となって戦うことが出来ました。
選手たちは本当に成長しました。教えるたびに物事を吸収していくし、誰を出してもチーム力が変わらない16人でした。なかなかこのような球場でプレーできないし、全国の高いレベルを感じて野球をできる機会は多くない。今後の野球人生の良い経験になったと思います。

池田聖摩キャプテン

試合が出来たことに感謝しています。その中で今日勝てて嬉しかったです。チームのみんなにはしっかり気持ちを切り替えて、今日の試合に絶対勝とうという話をしました。自分のピッチングはあまり…。緊張しました。神宮は憧れの球場。嬉しかったです。将来はソフトバンクホークスに入団して、一軍で活躍をしたい。

橋本輝桜選手

ちょっとボールが浮いてしまったけど、3人で抑えることが出来て良かったです。野球は続けたいと思っています。

城野慶太選手

長打は打てたけど、詰まっていたのでちょっと悔しいです。緊張はあまりしませんでした。普段緊張しないタイプ。今日は絶対に勝つと思って試合に臨みました。ジュニアに選ばれて、ホークスのユニフォームを着て九州の代表として戦えたのがよかった。

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